第17回全国墓塔研修会④

伽藍配置の塔の在り方を学習する為に法隆寺式伽藍配置と四天王寺式伽藍配置の研修に出掛ける。夢殿と言う八角堂を回廊で囲んでいる。また聖なる物として結界(回廊)で向かって右の金堂と向かって左に塔が在る。塔の上にある相輪こそ一番大切な物であってお碗を伏せたような『覆鉢』がお釈迦様のお墓をしめすスツーパなのである。覆鉢が無い欠陥の相輪塔のお墓である宝篋印塔が蔓延している、間違って建てない事。また四天王寺では番匠の太子像を興味深けに拝観した。唯一の円堂造りである太子奥殿を拝観した。円こそがお釈迦様の教えであって欠けていない完璧な事を示しているが実際問題としては円堂は不可能であるので八角堂や六角堂になっている。事故も無く研修会は終了し来年1月の18回は禅宗大本山である妙心寺で開催される事となった。