物事の一番の中心は中央であって端っこではない。 太政大臣が中央で向かって右に二番手の左大臣が座り、向かって左手に右大臣が座る。 日本では向かって右を上座とし、向かって左を下座とする。 仏壇も向かって右が上座の親鸞聖人で向かって左を下座として蓮…

宇治市福祉公社主催のフォークコンサートがあるが、入場整理券が手に入らなくて行かれない。 満月堂の他にも沢山のグループが参加をして、思い切り７０年代フォークを歌う事で盛り上がるのであろう。 若かりし頃の思い出が堰を切って湧いて来て涙をする。 見…

お墓の大切さがダンダン遠ざかる。 肝心なお寺様が、商売熱心であってお墓で悩む人の目線に立ってはくれない。 京都からノコノコ私が出掛けて行って、正しいお墓を百万遍説いても、それは空しい。 得体の知れない人よりも、地元の石屋やお寺さんの方へ耳を傾…

テレビで散骨や樹木葬や手元供養を取り上げている。 多種に渡って選択肢が増える事は結構な事だ。 施主にとっては懐かしい海や川に亡き人を撒き散らす事は結構な事だ、しかし傍は大迷惑。 お骨を加工してペンダントにして肩身離さない事も結構な事だ、しかし…

先ずはお墓を知って頂きたい。 宗旨に則する事が肝要。 記念碑ではない、オブジェでもない。 乞われて指導に全国へ出向くが、真剣にお墓に取り組む姿勢の人を見る事が少なくなって来た。 変わった墓石で済ますのであれば、何も高額な墓地を買って高額な石代…

早朝より遠方へ出掛ける。 今日の相談者の墓地も乱雑だ。 何故、空いている所に適当に立て続けてきたのであろうか。 浄土真宗のお墓は適当な物が多い。もっと真剣に取り組んでいただきたい。 先ず?上座も下座も無い乱立な墓石を纏めて一基の名号塔にして欲し…

法事の為にお寺へ出向く。 毎年この時期は寒くて雪が降る事も多い。 今日は快晴となり穏やかで風も無くて暖かい。 読経の主も若いお孫さんの代になった。 我が息子と同級生であって頼もしい。 頑是無き子供が大きく成ってこうして立派に御勤めを果たす２７歳…

浄土真宗の方のお墓の相談に、正面文字を『南無阿彌陀佛』と刻むべきと明言すると、「それは嫌だ」と言う門徒さんがいた。 熱心な門徒さんや信仰を積み重ねて来た人にはご本尊様を迎える事を喜ばれるが。 たまたま浄土真宗であったと言わんばかりの普通の人…

お墓と言う題目にも学問の体系は有る。 お墓を一体何処で学ぶのか知るのか。 学校でも社会でもお墓に付いての教育の場が無い。 けれでも人生において必須の学問である。 知らないままにいい加減に済ませて亡くなって逝く。 もっと真剣に学んで頂きたい。 僅…

痛烈に実態が書かれている。 違うと言う言葉を挿む箇所が無い、その通り。 塩を撒く嫌がらせの坊主なんて、可愛い可愛い。 悪行三昧の輩の世界が坊主の世界。 かく言う私も、お寺や石屋や葬儀社や墓相の先生の世界に浸かって３０年になるが、オゾマシイ連中…

若い時分にはお墓の事など考えもしないが、齢を重ねると気になりだす。浦和の人で一生懸命になっておられて墓地も買われて建墓寸前になっていた。ところが病気になられて入院や手術やとなった。お墓の話もそこで中断になる。人は縁起でもないからやとか死が…

取材に北野天満宮へ行った。 市バスも満員で全部の人が北野天満宮前で降りられた。 日曜日と重なって大勢の善男善女だ。 受験生が『牛さん』を拝んでるし、門前の撫で牛にも大勢の方が触れている。 早咲きの梅や蝋梅もチラホラ咲いている。 本殿では参拝の人…

待ち合わせのホテルで相談者と会って開口一番に言われた言葉が「週刊誌に書かれていましたが、お墓の世界の醜聞を聞いて考えさせられました」と。 私が指導をしている、建墓に付いての苦言を申された。 相談者は、名古屋の霊園で建墓をお考えであるが、その…

観光ホテルが建っても良い様な場所に霊園があります。 ご先祖様が見晴らしの良い場所に満足されています。 何回ぐらいお墓へ行きますか。 お墓参りって、とっても気持ちが良いものです。 貴方を産んだご先祖様が間違いなくそこに居られます。 千の風なんかに…

ダイヤモンド社発刊の週刊ダイヤモンドに痛烈にえぐり取る記事が掲載されている。寺・墓・葬儀と言う範疇だ。何と言う醜い業界だ。 人の仏心を逆手に取る悪行非道な世界だ。 これが仏の道を生業とする連中のする事か。 私もその中に身を置く一人であるが、毎…

宗旨によって大きく変わります。 お家の宗旨に沿う事が大切です。 真言宗や天台宗では居士や大姉を付けます。 浄土真宗(西本願寺の事です)では絶対に絶対に居士や大姉を付けてはなりません。 しかし、誠に残念な事に付けている破天荒な僧侶が多いのです。門…

ガンの患者さん側に立って無償で救済活動をしておられる藤野さんを放映していた。 末期で医師からも見放された患者さんと一緒になって励ましておられるお姿に感動をした。 患者と医師と藤野さんのお姿が、私との関係によく言えば重なった。 私も寺院と石材店…

広島の山中へお墓の相談で出掛けた。 都心を離れているので山の中の広い墓地に墓石が１０基ほど並んでいた。 宗教や祭祀法を無視して乱雑に並んでいる。 しかも境界石（巻石）も無い。 最大の問題点は、墓ではなくて『法名』にあった。 百年前からの墓石を見…

面白い質問をする人が有った。 火葬場での収骨が「足しの方から壺へ納める」、と言って納めているから、壺からサラシの袋に納める時は、壺からお骨を全部敷物に空けて、再度足から納めるのですか？、と聞く。 火葬場での収骨を足から壺へ入れた所で、立ち上…

関西地区本部の新年会を開催した。 本部長を拝命して４年目を迎える。 事業の発展推進を図って貢献したい思いで一杯だ。 会員諸兄は高齢者が多く、若手の参入を期待している。 会場のがんこ高瀬川二条苑は、京都らしい庭を見ながらの宴席で、気に入って毎年…

墓を意味する漢字は、亡き人を土へ還すと言う意味。 墓と言う漢字は『莫』と『土』の合成文字。 莫とは『覆い隠す』意である。 つまり『土で覆い隠す』と言う意味が墓である。 また、水が隠れていれば『漠』だし、布である巾で隠す物は『幕』だし、隠匿の寄…

昔は大型の仏壇がなくて厨子型が普通であった。 現在、嫁ぎ先の仏壇に妻の実家のご両親を含む先祖を入れてはならないと人が言う。 その様な事は無い、夫側と妻側を揃って供養し祀る事こそ肝心。 しかしいくら私が声を上げた所で多勢に無勢。 であるならば百…

上杉鷹山も直江兼続も知らなかった。 昔、『天と地』を読んで上杉謙信の生涯娶らずに感心を持った事がある。 あれだけ家名の存続を願う世にあって、妻妾を持たなかった。 私は天と地の間に人間が存在する事からして『天・人・地』と呼称している。 宗教も易…

阪神大地震の後で、私とご縁の深い３軒の寺院と３軒の石材店へお見舞いに行った。 寺院の甍が崩れ建物も変形していた。 墓地へ行くと墓石が倒れ燈篭も飛散している。 石屋さんの善意で、速やかに起こす事だけを取り組んだ。 墓石を直す為には霊園全体を整地…

第７回の全国墓塔研修会の当日の早朝だ。はるか彼方から押し寄せる波の様な怒号で目を覚ました。なんと言う巨大な揺れだ。大変な地震と思って直ぐにテレビを点けてみたが、静かであった。何処が震源地なのか、被害は？。ＮＨＫが大きな地震があった事を伝え…

五輪塔は塔その物である。 五個の輪へ宗旨別に表現する文字がある。 浄土真宗では立てません。 真言宗や天台宗では梵字を入れます。 日蓮宗は髭文字で妙法蓮華経と入れます。 浄土宗は南無阿弥陀佛と入れたり梵字を使用します。 禅宗では空風火水地を入れる…

お墓の講演に出掛けた。 各種の講演が有るが、お墓と名の付く講演が出来る人は私一人だ。 オンリーワンだから、もてはやされるかと思うとそうでもない。 生理的にお墓の話など聞きたくないとは思う。 しかし、人間は誕生から死まで決められたルートを進んで…

ただの犬と言うテレビが放映されていた。 とても大事に可愛がっておられて、捨て犬を救っておられる。 お墓はどうであろうか。 大事に取り組まれて、捨て犬(無駄な石組み)にならない様に真摯に向かい合っているだろうか。 捨て犬に成って行く墓石が増え続け…

同じ会社勤めで結成されたフォークグループがある。 ボランティアで演奏活動をしておられる。 懐かしいフォークソングを奏でてくださり昔を思い出す。 時々演奏会へ出掛けるが抜群のグループだ。 特に陽子ちゃんのギターは涙が出て止まらない。 私にもあった…

全国仏教墓塔研修会も２１回目を迎える。 毎年１月の行事ではあるが、会場の比叡山が雪の季節は閉鎖になっているので４月に延ばしている。 会期も４月１９日から２１日までの三日間を比叡山居士林にて研修学習を行う。 比叡山は仏教の母山と呼ばれていて、親…