2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

お地蔵さん

お墓へのお地蔵さんは2種類ある。舟形地蔵と俗に言う墓相地蔵だ。舟形地蔵は戒名を刻まない時に、戒名を刻む時は墓相地蔵の背中にある棹石に戒名を刻む墓石型になっている。しかも立つ位置も決まっていて入り口を挿んで向かって右の前に立てる。もしくは向…

妻の実家も母の実家も継承者がいない

妻の実家も絶えているし母の実家も絶えている。妻は実家のお墓を気にし母も実家のお墓を気にしていた。ナゼ迎え入れて祀らないのか、他人に相談すると「実家を迎え入れてはダメだ」という。とんでもない、実家は他人ではない、合祀しなければなりません。福…

お墓の本

お墓を立てる前の予備知識としてお墓の本が役に立つ。お墓という分野は日常的ではないがゆえに本を参考にする事が最適だ。お墓の基礎知識(朱鷺書房)や間違いだらけの正しいお墓(現代書林)やお墓の話(法蔵館)などの本を是非お読み下さる事を薦める。各宗別な…

理事会

創業記念に向けての最終打ち合わせの会合があった。早いもので25年になる。会が発足する前から活動をしていたから30年に渡る易学会の活動になる。現会長が描き上げた絵がプリントされた記念品のコップも値打ちがある。東京芸大を優秀な成績で卒業された…

お墓の役割

お墓は先祖に感謝しご本尊様を敬うだけの役割ではない。親子の良質な縁や生かされる喜びの感謝が篭っている。有り難いとして合掌する姿こそ全ての難問を氷解させる。他の人と共に生きている喜びを共有する。仏のお陰、先祖のお陰、両親のお陰、と思う感謝の…

研修会の名簿

ワープロで使用していた名簿をパソコンに書き直した。多くの相談者や建墓指導者や研修会の参加名簿など膨大な量に膨れ上がっている。研修会も20回目を迎えて20年連続の参加者が2社ある。長野県中野市の渡辺石材工業様と福井県鯖江市の石本石材様だ。2…

お位牌

真宗以外は仏壇に位牌を置く。専門家として仏壇やさんは知識があると思っているとそうでもない事に落胆する。位牌は一人で彫刻するのではなくて夫婦で刻む、つまり位牌の頂部に宗旨の仏種子を刻んだ下の向右に夫の戒名と向左に妻の戒名を刻む。いずれかが存…

妻とデート

赤ちゃんが生まれたので息子夫婦の住む尼崎へ介護に行っている妻と待ち合わせて京都駅で逢う。一杯の人であった。待つ間にオープンカフェに入ったが、最近のシステムに付き要領を得ない。少し寒かったが無事に逢えて久し振りに中華料理を食べて帰った。

お墓の除草

私は週に一度の墓参である。しかし土から草が生えている。草という生き物を抜き取る事は忍びないが致し方ない。また次週も草が生えている。雑草のたくましさに気付く事は今さらではないが感心する。真土の上に魔除けの赤土を敷いて上層に化粧の小砂利を敷き…

春がやって来た

久し振りに京都と大津へ車で廻った。鴨川の土手の五条から七条にかけては満開になっている。一年ぶりの再会であるので感嘆至極であった。自然と言うものはたいしたもので、敏感に春になれば全てが芽吹く。自然と一体になる人間こそどうなのか、自然体で生き…

塔婆立

浄土真宗以外は塔婆を用いる。塔婆とはお釈迦様のお墓であるスツーパを語源としている。また五重塔や三重塔も同じ卒塔婆である。最近の霊園では塔婆を立てる塔婆立を見ない。住職に書いて頂いても遠路を電車に乗って持ってはいけない。寺の裏の墓地であれば…

仏教墓塔研修会の名簿

20年目を無事に迎えたので出席者の名簿を整理してみた。会社としては200社で参加者は1200名を越えた。石材業界でこのような学習会は全くの皆無である。業界の改善が遅々として進まないが為に老骨にもムチが入ってしまう。多くの同朋が正しき建墓法…

お墓の専門家とは

お墓の指導は誰が勤めているのだろうか。石屋さんなのか、お寺さんなのか。占い師か霊媒師か墓相屋か。何れでもないところに深刻な問題がある。ナゼ、お墓の専門家が誕生しないのか。お墓がないがしろにされて来た結果である。お墓の評価が低い。人間は誕生…

命名書

赤ちゃんの名前を息子夫婦が考えてお気に入りの名前が決まった。呼び方は同じであるが画数を気にして良いと思われる物に決めたいと言う。数点の組み合わせを立候補に考えると一つの名前が湧き上がってきた。夫婦もそれが気に入ってくれて決定された名前をパ…

水が入ってきて困るというが

石棺内の構造は、水が簡単に入ってきて簡単に抜けて行くようになっている。大地の恩恵を受ける為には水も陽の温もりも大切である。露天に在るからには、募域内の水が石棺に浸入して来る事は至極当然で何の心配も無い。かと言って募域内の全てにセメントを塗…

新霊園に適しているのか

霊園を開発して販売したい旨の連絡を受けて現地へ視察に行った。方位も良くて街からも上手に在って南面は見晴らしが良くて開けている。隣地が墓地だけに拡張する感がある。既成の墓地の前に民家が数軒あるが、許可を受けるのに障害は無さそうだ。土の状況も…

不用品

要らなくなった大型ゴミを捨てるために業者に来てもらった。いずれも愛着があるだけに捨てられない。断腸の思いで廃棄する。相談顧客のリストは30年間保管している物もあって捨てはしない。まだまだ使用できる物が無駄になってしまうのは何か勿体無い。墓…

字に赤色を入れる

戒名に赤色があったり建立者名に赤色を入れたりする。これもルールがあってむやみやたらに入れるものではない。主人が亡くなり残された奥様の戒名も合わせて刻む場合、奥様はお元気であるから戒名を下から3番目と4番目の文字に赤を入れる。一番下の二文字…

相談者は深刻

大勢の方の相談にお応えしています。今日の方も深刻であるがどうしようもない要素を含めています。お墓には親子関係や相続などの事が必然的に引っ付いてきます。社会学や法律や心理学を学ぶ必要もあります。若い未亡人には再度の御縁も生じる事でしょう。亡…

石棺の造り

墓塔の地下には石棺と呼ぶ小室がある。お骨やお土やお写経を奉安する部屋である。全面をプールのようにセメントで塗り固めてはならない。石棺の役割は、お骨を浄土の土に溶けて行く事であるからには底が抜けている事が必須なのである。自然の恵みの雨や日照…

講演会

全国へ乞われて講演に出かけています。お墓だけではなく生活の中の伝統作法について話します。儲け話や健康の話ではないだけに参加される人はそう多くはありません。聞き終わった後には「来て良かった」と感謝の声を聞きます。現代作法を論じる人は多いが古…

お彼岸の中日

墓地で建碑法要式があった。彼岸中の建碑式や開眼式は珍しい(一番お寺が多忙中につき)。何々家の墓と言う偶像が多い中、南無阿弥陀の正しいお墓が光る。完成までは熱心な施主とのやり取りの連続であっただけに喜びもひとしおとなった。車での往復10時間の…

指示が徹底しない

私の説に感動し納得されたお家の建墓を地元の石材店にお願いをして建てて頂く事も多い。当方で研修を深めた石材店にそれを依頼するが、指示の徹底は意外と難しい。施主が土を入れると言う当初の案が途中で当方で入れる事になった。遠方の施主宅と担当石材店…

改葬時の納骨

古くて一杯になった墓地を一基の墓石に改める時。郷里のお墓を解体して住まいの近くに移葬するとき、土中の骨壷やお骨の溶けたお土を頂く。頂いたお骨や土を家に持ち帰ったりお寺に預かったりはしない。新仏のお骨の場合でも速やかに土へ還す建前からすると…

17日~23日までが春の彼岸

忙しい現代人もこの時ぐらいお墓参りに出掛ける。年間で大切な行事は①お正月、②春彼岸、③お盆、④秋彼岸、⑤祥月命日である。精神的な繋がりが希薄な時こそお墓参りは大切な親子関係や子孫への絆を構築する時だ。貴方の先祖のDNAが間違いなく受け継がれて子…

石材店への監督

当方の指導相談で完成まで希望される家には図面や指示書を提示している。施工を地域の石材店や当方主催の研修会参加の店に依頼をする。工事が始まるが、当方の思想を無視する様な建て方もまま有る。しょせん他の店に任せるのであるからある程度は目をつむら…

初孫とご対面

いつものお墓参りと、実母の見舞いに行った。母は96歳でまもなく97歳になろうとしている。曾孫の誕生を一生懸命に知らせるが判ってはくれない、少し寂しいが。日によっては私ですら判ってくれない。毎回持参する好きな甘い物には「おいしい〜」と声を上…

工事現場へ

今日は快晴で作業日和である。職人さんもはかどると見えて快調だ。だんだんと完成に近づく様子を施主も見ていて満足気だ。完成をイメージで解釈しておられても実際出来上がると、思った以上に満足をされる。私もそれが嬉しくて近所の温泉に浸かってゆっくり…

お金を掛けても二束三文の墓

今日の霊園も新しい立派な墓石が立っている。しかし全部が寂しい墓石になっている。仏や先祖が迎えられていない、単なる石組なのだ。真言宗や天台宗など梵字を使用する宗派は仏石の頂部(白毫)に梵字を刻んで仏菩薩をお迎えする。また日蓮宗や真宗では南無妙…

お寺様へご挨拶

工事に関わる寺院のご住職様へご挨拶へ出掛けた。裏墓地の一番奥まった所だけに山門からの搬入では大変な困難になる。幸いな事に直ぐ脇に裏の道路があるのでそこからの搬入をお願いしたところ、地主様が別で絶対に無理である事を告げられた。今までの石材店…