石棺の造り

墓塔の地下には石棺と呼ぶ小室がある。お骨やお土やお写経を奉安する部屋である。全面をプールのようにセメントで塗り固めてはならない。石棺の役割は、お骨を浄土の土に溶けて行く事であるからには底が抜けている事が必須なのである。自然の恵みの雨や日照りや温暖の繰り返しこそが大事であってその力こそが早く土へ還って行く作用なのです。