2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

骨壺の現状

骨壷の役目は火葬場から家の仏壇へ仏壇から墓地までの運搬具であってコップと思って頂きたい。墓地では壺からサラシのお骨袋に移し変えて石棺内の浄土へ還して行く。土中から10個の壺を取り出して蓋を開けたが、いずれも泥だらけだしおまけに毒々しいカビ…

北鎌倉

やはり、縁切寺のリズムを口ずさむ、北鎌倉は不思議な魅力がある。♭源氏山から北鎌倉へあの日と同じ道のりを♪、口ずさんで円覚寺へ行った。お墓への進入を禁止しているのが残念だったし国宝の舎利殿へも進めない、残念至極であった、国宝の意味が無い。

立派な開眼供養

新幹線で横浜まで往復した。今にも降りそうな曇天の中で行われた。施主の大満足の笑顔が汲み取れる。良いお墓ではあったが立派に改装された。浄土真宗であるから偶像の崇拝ではなく阿弥陀に帰依する南無阿彌陀佛の名号碑が聳え立った。写経の正信念仏偈の八…

散髪

長髪の時は二月に一度散髪へ行ったが、今では丸刈りであって月に一度だ。21歳の時に九州から療養を終えて帰洛して以来この店のお世話になっている、もう40年になる。既にマスターは亡くなり奥様が切り盛りしている。西国33ヶ所霊場巡りもあと一ケ寺を…

今日の相談者の嘆き

浄土真宗の門徒さんがお墓を立てる参考にすべく書店でお墓の本を探した。占い師や霊媒師や墓相屋の本ばかりで宗旨に則して建て方を示す本が一冊も無い。本山に聞こうと西大谷に電話をしてみたが、回答はお寒いもので期待を削がれた。本山にもお墓に付いての…

伊勢神宮

伊勢は何度来ても良い。昔、体調が悪い時や経営困難時に御参りに来て救われた。それ以降は伏見稲荷内に在る伊勢の両宮にお参りをしている。静岡の人で鳥羽のお寺にお子様のお墓のお世話をした事を思い出した。体調が優れない幼児を連れて水族館へ行ったが帰…

寺院過去帳の閲覧拒否

相談者の家は両親が創価学会に入信した為に先祖の仏壇や過去帳や位牌を廃棄してしまっている。現代の家族がそれを悔い改め元の宗派に戻して再興しようとしている。その元のお寺で管理されている過去帳が見せて頂けない。身分差別などの良からぬ事で利用する…

霊園開発

許認可がなかなか降りない。墓地は慢性的に不足をしているが、何処でも良いとなると余っている。許認可が降りないが前倒し発進で開発は進む。造成費が巨額だけに回収が困難になる。造成に関わる人は不動産屋などの素人だけに売れる様に区画割りをしていない…

墓石の最古記録

墓石の歴史は新しく戦後である。多くの戦死者の墓石が立ち上がったし何々家の意識が蔓延して今の形になった。江戸末期まで遡れば小さな石の墓石も見られるが多くは木であったり河原石であった。まして武将の五輪塔や宮家の宝篋印塔など建てられもしなかった…

澱む霊園経営

霊園の経営状況を開発まで遡るとなかなか清浄な空気ではない。開発業者と管理する宗教法人と販売する石材店との絡みが複雑だ。裏の黒幕を知ると、おいそれと販売も出来ないし、一般の購入者まで迷惑が及ぶ。利権がらみも深刻で、結果的に購入者が高額な金額…

お墓参り

祖父母に連れられての墓参を見る事がなくなった。報恩感謝どころではないようだ。自分中心の世の中になってしまっている。墓地の草まみれ、草葉の陰であるからこれで良いのか。水が溜まって、これに蚊が湧く。墓地は聖域であって不潔域ではない。

出張相談

特急の本数が少ないので、先方への到着が12時を回る。昼の時間も惜しんで相談に応じる。江戸時代は隆盛を誇り先祖にも藩や寺院への貢献が大であった事を古文書で知る。先祖は子孫を想っての建墓供養でもあったはずだ。その子孫が窮地にある。正しいお墓を…

淡路島の墓石不法処理事件

墓石が不要になるとそれ相当の処分をする。再生が不可能であるだけに困った問題になる。仏石は無縁塚へ合祀し台石などは廃棄処分になる。今はそう言った文言で済むが将来的にはどうなるのか。不法投棄が後を絶たない。自然破壊の採掘面から考えても将来の墓…

出張を組む

出張予定の組み立ては一日を要する事もある。先方の都合もあるし、交通の時間も決めかねる。まして急な予定だと宿泊が見つからない。自由席で済ますと座れない、疲労も困憊となる。まして雨やキャンセルが入ると空き時間の費やに困る。お墓の相談であるだけ…

墓地も墓石も先生の指導も高すぎる

私の所へ相談や指導の電話が有るが、各人の全てが指導料を気になさる、よっぽど他所でひどい目に遭ったのだろうか。訪問指導は5万円と交通費、近場だと2万円と交通費をお願いするし、郵便での回答は回答便箋がB5の一枚で四千円だ.それでもなお心配される…

警戒心

電話を掛けてこられる人にとっては、当方の事を警戒されて当たり前と思う。見ず知らずの会社であり人であるから。料金の請求に対しては神経質なほど警戒される。他の同業者に酷い目に合わされての事であろう。相談料や指導料や設計料が極端に高額である事を…

累宝塔

今から30年ほど前に、比叡山延暦寺住職で全日本仏教会会長でもあられた253世山田恵諦座主が建立し命名された。『累』は田と糸からなり、食物と衣類を示し、『宝』は財産と子宝を示し、『塔』はお釈迦様のお墓であるスツーパを意味しての命名であった。…

夜行バスは楽し

夜行バスはゆったりとしていて快適で安価だ。朝起きれば目的地に着いている。近くのファミリーレストランに入ってモーニングをゆったりと頂く。洗面場へ行ってひげをそって顔を洗いトイレに行ってスッキリとする。38人乗りのセパレーツのシートも10人ほ…

累宝塔

東京銀座の三越の獅子の前で待ち合わせをして施主宅へ出向いた。私の著書を熱心に読んでおられた。それを反映する墓地や石材店が見つからないので困惑しておられた。累宝塔がいかに素晴らしい墓塔であるのかを説明して差し上げた。親鸞聖人の墓石を模した六…

工事現場

建墓所は平坦な所もあれば道なき現場もある。いずれであっても職人さんは一生懸命であって感心をする。基礎工事のあと粛々と完成に近づいて行く。完成図は立ち上がる姿を見せた訳ではないので施主の空想に任せるのであるが、堂々と立ち上がる姿を見て、想像…

開眼供養式

一つの仏塔が燦然と光り輝いて立ち上がった。開眼式は晴れの式である。施主も、長年の思いが完成ししかも正しく堂々と建ち誇る姿を見て感激のご様子。浄土宗であるので沢山の重誓偈や四誓偈や般若心経や一枚起請文や阿弥陀経など合計400巻を石棺内へ奉安…

霊園が在って墓地が有って墓石がある

先ず良い霊園で有るのか無いのか、その中で墓地は良いのか悪いのか、そして墓石を正しく建ててこそこれらの三位がまとまって三位一体となる。どれが悪くてもいけません。先ずは霊園選びに神経を注ぎ、その中に正しい墓地囲みを施し、墓塔を建てる事になる。…

売れない霊園

霊園が売れないと言う依頼で見に行った。これでは売れない、なんと中途半端な霊園だろうか。昨今はバリアフリーが普通で、このような階段墓地は売れにくい、まして駐車場が極端に少ないし山へ入って行く外周車道が無い。売る為には車道が絶対必要。他の要素…

墓地が狭くて予算も無い

やれ、五輪塔が良いと安直に一つ覚えみたいに言う。分家初代で五輪塔も丁寧だが、狭い墓地に無理に立てる事もないし予算も掛かってしまう。であれば、五輪塔と位牌墓と地蔵尊墓を兼ね備えて実質同じ意味の供養墓を立てれば済む事だ。また無理に墓誌を立てる…

お墓の教室

全国的に見てもお墓の学習教室は皆無である。今日はそのお墓の教室が開講される。お墓だけではなくて仏壇や法事や神棚や風水や易経も含めた総合学習である。大勢の参加者と思いきや大変少ない。何処へ行っても聞く機会が無くて悩み続ける人が多いのに、この…

お骨を土へ還す事が墓地墓石の役目

墓石の下の石棺から骨壷を工事の為に取り上げた。いずれの壺も水浸し。しかもカビが蔓延している。これを仏と見るのでしょうか、この状態が愛する夫や妻の成れの果てでしょうか。壺のまま地下へ納めてはなりません。壺のままにしてはならないのです。土葬時…

職人さんは慶応大学出

私はこの様な研究熱心な職人さんとの出会いは初めてだ。インドや中国へも出掛けてお墓や塔を学習研究して来られた。私は学習して来たものの形として造墓のお世話が出来ないが、この人は建墓造営までも実践しておられる、すごい人だ。

無情の雨

雨も降らなければならない事は十分に判ってはいるが、今日は晴れて欲しかった。お墓は露天の作業だけに雨では充分な仕事が出来ない。雨の中を旧墓石下からお骨壷を8個取り出して作業を終えた。

お寺様による抜魂供養と入魂供養

お墓を解体したり移葬の時は抜魂供養を勤めて頂いた後に作業を始める。移り終えた時や新しき墓塔が出来た時に開眼供養を勤めて頂く。それが普通であって何の疑問も持たない。疑問を持たれる人も有った。どうも説明が出来ない。亡き人やご本尊様へ差し上げる…

病気が友人

病気と縁が切れる事がない。酒もタバコもしないが薬代で消えて行く。病院通いが本業で、お墓の仕事が副業になっている。若い時に歩く事ができなかった、多くの人に励まされて青春時代を過ごした。今、そのお返しが出来ればと頑張っている。