2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

お寺にてのお墓の講演会

佐賀の曹洞宗のお寺さんに招かれてのお墓の講演会に出席した。10時からは施餓鬼の御勤めがあって僧侶が10人ほど出席されて檀信徒の皆様も200人は参加されている。御勤めが終了すると本堂のご本尊様を背にしてのお墓と先祖の講演会である。いつもと勝…

墓地の改葬や移転

九州でお寺さんと霊園業者と改葬業者の懇話会へ出席した。村墓や共同墓地の改葬や公共工事による墓地の移転などの場合、たいていは不動産や土木工事屋の感覚でお墓に付いて何の気に留める事無く作業を済ませていたらしい。お墓に祀られる人への畏敬や崇拝の…

勝手な事ばかりを述べる人達

今日の相談者は大変困っておられた。家宗旨が神道だからお世話になっている神主さんにお墓の相談へ行かれた。答えが出なかった。易者さんへ行っても納得できなかった。墓相屋さんへ行ったが神道の教えとはほど遠い。本屋へ行って私の本と出会えた、結果から…

葬儀屋さんの見積もりが信じられません

新聞にこう見出しが出て書かれていました。遺族は短時間のうちに葬儀に関する見積もりを決定しなければなりません、取り込みの最たる時間に出来る訳がありません。気になったことがある、死者が出た病院から自宅へ搬送して頂く場合、病院指定の搬送業者は全…

戒名彫刻文字の確定

墓塔への戒名文字の彫刻を指示する場合に困ることは、文字にも数通りあることである。過去帖に住職が良く書き使う俗字の字が書かれている、位牌には旧字で書かれていて墓石には新字で書かれたりしている。宝でも『寶』であったり『寳』があったりする。『奥…

移葬工事

台風7号の影響で小雨となった。お墓の工事は小雨でも決行する。職人さんには気の毒であるが施主にとっての工事吉日を順守しなければならない。施主は3人兄弟の末っ子(三男)で分家であるが上の二人のお兄さんが本家を継承しながら次々に亡くなられての本家…

お墓を否定は出来ない

お墓を否定したり関心の薄い人が増えている。詩に感心したと言う人の詩を聞いてみると「人が死ぬとお墓に居るのではなく風に吹かれた天に居る」何とロマンチックな詩なのでしょうか。人が死ぬと二つの道程がある。一つは本心である『魂』の行き先である極楽…

建碑法要式

一軒の建碑法要式が行われたがドラマチックであった。亡きご主人の親である先妻が単独墓であるが、父と後妻が一つの墓に夫婦として立てられている。これではこの墓地も後妻側の物になりかねない。先妻川の亡きご主人様とこの様な状況である後妻川とで墓地や…

同業者なる旧友

同業者ではあるがこの世界で生きている古くからの友人が集まって懇話会を催された。屋上のビアガーデンは一杯であったし花見小路や祇園の飲み屋街も賑わっていた。僧侶と石材の卸業と小売業の各人各様に進路は別れたが一番親しい仲間であるだけに大いに話も…

64年目の始球式

NHKで64年前の甲子園出場が叶わなかった話を放映していた。戦争が若人の夢を奪い去っていた。レギュラー9名のうちただ一人生き残った人が兄の遺影を胸に始球式に挑んだ。平和な時代がこのような犠牲の上に成り立っていることをわかって欲しい。お墓へ…

西本願寺

我が家は熱心な門徒の家系である。祖父は一大事業をなして成功した陰には浄土真宗への教えに守られて来た感がある。亡くなる前には全財産を本願寺へ寄付する事を伝えていたぐらいである。各寺院には今でも寄付の足跡が残されていて名前を見るたびに偉大な先…

病院巡り

私の大いなる欠点は病弱であること。今日も病院巡りとなる。昭和42年と50年に受けたオペによって主治医から「障害者の資格があるから受けるように」と言われた。まだ27歳でありこれから納税の立場でありたい若人が甘んじて障害者の資格を受ける訳には…

また怪しげな団体が叩かれている

糖尿病を患った少女を自然治癒で治せるとうたう団体に預けて不審な死に至った事件が報道されている。親の責任や薬事法に抵触するかも知れない。しかし藁をもすがる親心が見え隠れするしそれに付け込む医師まがいの行為が窺える。しかし現在でもテレビで放映…

夏安居

毎年、夏安居(ゲアンギョ)へ行く。年に一度比叡山の行者さんが一同に介して修行をされての晴れの最終日の行道を信者に披露されるのである。坊村の夏祭りと合わせての盛大な行事となっている。一般には『太鼓回し』と呼ばれている。40人ばかりの行者さんが…

占い

今日は休みで家で寝転がっていた。占い師の友人が近くまで来たと言うのでホテルへ出掛けて雑談を重ねた。今や、理事の重鎮であって改革に余念が無い。占い師とは家内工業であって組織とか全体の仲間意識には大いに欠ける部分がある。何とか組織の立て直しを…

祇園祭

当方は祇園祭の町内である。各鉾や山は豪華絢爛な飾りがなされ町内でも立派な家宝や屏風が公開されている。歩行者道路となった山鉾町は大勢の人が押し寄せ露店も賑わいを増してくる。駒型提灯に火が入りお囃子も佳境に入る。しかし一ヶ月間も神事が実行され…

初めまして

ブログの人気を知っていましたが、今日初めて開設まで漕ぎ着きました。祇園祭の宵山の15日に出発いたします。お墓はメジャーではありませんが毎日の生活の中で活かされている事を題材に書いて行きます、宜しくお願い申し上げます。

お墓を知る人はいない

現在のお墓の知識を有する人って一体誰なのでしょうか?。お寺さん?、石屋さん?、占い師さん?、大学の先生?。私はお墓の道に身を投じて29年になるがお墓に付いて知っている人は一人もいない。知ったかぶりの人やトンでもない錯誤で済ましている人は多…

迷惑なメール

当所ではホームページを公開している為に多くのメールが到着する。ウイルスであると警告されるメールが1日に10件以上はある。電話で非通知で掛かってくる金融や電話営業の件も10件はある。非通知は電話に出ないようになっている。出てもろくな事は無い…

中心の宗教と脇の信仰

21年前に熱心な浄土真宗の門徒さんに指導をしてお墓を建てられた人がある。風の便りに、私の指導をした墓石を解体されて、他の指導を受けて浄土真宗には無い五輪塔と地蔵尊のお墓を建てられたと聞いていた。その人から久し振りに電話があって「福原先生の…

世間の人はお墓が嫌い

私は胸を張ってお墓の仕事に邁進してきた。人は生まれて死んで行く、葬式やお墓を避けては通れない。人は死ぬと思って生活をしていないのでお墓を提議すると関心を示さない。お墓はタブーなのだろうか?。世間の人はお墓に付いてどれだけ知り得ているであろ…

大雨の中の工事

夜明けから雨は降っていたが、出発間際の6時頃には大雨となった。職人さんに工事が出来るのかどうか電話を掛けてみるともう既に出発して走行中であるとの事に驚いた。こんな雨の中でも工事をやる気やな、と感心して追いかけた。道中も走行が困難なぐらい雨…

テレビに出るから見てね

先生からテレビに出るからと言う知らせがあった。前編と後編の2度の放映であるがいずれも所用で見られない。ビデオに録画する事として見た。先生は相変わらずエネルギッシュな行動であるがもう少しレディーらしく振舞うべきと思った。講義の教室から教室へ…

療友

合わせて5年の入院期間があったから多くの病院友達がいる。いずれもそれ以降は元気を回復して健闘している。そのうちの一人が入院したと聞いた。私より少し年が上で病状も良くなかったが憂鬱な長期入院生活の退屈さを無くしてくれた恩人である。週が明けた…

旧石の始末

新規に墓石を建てる場合もあれば旧墓を解体して新しきお墓を建てるときもあれば郷里のお墓の移転に際して新たに建て直す時もある。いずれにしろ不要になる墓石がある。リサイクルできないだけに不要になった墓石の始末には困る。仏石(棹石)は無縁塚へ合祀す…

今日も雨天で天の川の逢瀬が見られない。七夕の星祭りを楽しみに願い事を笹に託している。現在御盆を前にして4軒の顧客の設計を急いでいる。老けて来るとこの4軒が重荷であって混乱してうっかりミスを招く危険性がある。慎重に4軒の指導を行っている。顧…

11年振りの相談者

再度の相談希望者には何があったのかと心配をしてしまう。無事に他店にて建墓も終わっているのであるが、土が減ってきたので補充を依頼したところ小砂利を埋められたそうである。「小砂利を入れた事が心配で心配で夜も眠れない」とのお悩みである。墓地はお…

火葬場から帰る焼骨

私は常々疑問に思っている事は、火葬場での光景である。死体を火葬にして破壊している。焼き上がった焼骨を係員が骨見本のように説明を始める。先ほどまで泣き悲しんでいた遺族も気持ちを押し殺して収骨を行う。小さな骨壷にいかほどの遺骨が納まるものなの…

信用の積み重ね

25年ぐらい前にお墓のお世話をしたAさんから「若いけど真面目で熱心で良い人だから」と言って紹介をして頂いたBさんのお家のお墓をお世話させて頂いたのが20年前。ご当主が亡くなって新たに代々墓を建てるお世話となった。20年前の経緯の話となって…

若・貴、兄弟

何処へ行っても若貴兄弟の事を聞かれる。お墓は家の相続者が建てる、この場合は長男で葬式の喪主を勤めた勝氏である。変わったお墓であるが勝氏の名前が刻まれていて当然である、決して兄弟連名で刻んで立てるものではない。財産分与は兄弟で二分の一である…