建碑法要式

一軒の建碑法要式が行われたがドラマチックであった。亡きご主人の親である先妻が単独墓であるが、父と後妻が一つの墓に夫婦として立てられている。これではこの墓地も後妻側の物になりかねない。先妻川の亡きご主人様とこの様な状況である後妻川とで墓地や相続をめぐる争いに発展しがちである。私は先妻側の相談を受けた者としては速やかに墓地の名義を息子様に変えて亡きご主人のお墓を建てる事で相続と墓地名義を歴然とさせることで子孫に杞憂を残さずにしたい。建立者名がいかに大切であると言う一例である。古いお墓をまとめて新たに宗旨に沿った正しき南無阿弥陀仏の名号塔が立った。浄土真宗では五輪塔地蔵尊墓を立てないまた法名の下に居士や大姉を付けない般若心経写経ではなく正信偈を書いて納めることや霊の言葉を使用しない吉凶卜占をしないことなど厳粛に守って頂きたい、それが信仰であり阿弥陀様に帰依する一番の姿を示すものである。住職からもお褒めの言葉を頂いて施主の大満足の式が終わった。