2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

お仏壇の祀り方

お墓の相談者のお家へ伺って先ずはお仏壇に御参りをさせていただく。 私は坊主ではない。 しかし、この家の仏壇、 先祖の位牌より初代夫婦の位牌の方が大きい。 初代夫婦の位牌と思っていたら、初代の男とその子供で早く亡くなった娘さんだそうだ、 そして初…

朝日新聞文化教室梅田

本日のテーマは『日本人の座のこだわり』だ。 座る位置とか順番とかが特にうるさい国民性を有している。 お雛さんの立ち居地は、京都では古式に則って向かって右に男雛。 高槻を始め全国的には向かって右に女雛が来る。 京都の街の、御所に向かって右を左京…

評判の良い墓石店て?

私は33年間全国を回り多くの石材店の社長や職人さんと接して来ました。 言える事は、全てが全て、大変優しくて親切で人の良い人ばかりであったと言う事です。 やはり、仏の道の仏のお家造りをなさっているからと思います。 心根が悪ければ建墓など出来っこ…

20年前の建墓指導者

20年前にお墓の立て方のご相談に応じさせて頂いた人がお亡くなりになってその息子さんとお会いする為に出掛けた。 息子さんも立派なお医者さんになっておられる。 亡きお父様は中国出身の方で、郷里の中国に学校を建てたり公園を造成したり国内でも多くの…

長くお家が続くと間違いや忘れ物も多くなる

旧家の建墓に戸籍謄本や過去帳や位牌を見せていただく。 昭和の初めに、3歳で亡くなった女の子の戒名が欠落している。 付けてあげなければ一人蚊帳の外で浮かばれない。 一人の男性の死亡年月日が二つ有って別々に記されている。 どちらが正しいのかが判ら…

真宗聞法門徒の家系

私の祖父母は福井県の出身で大変熱心な門徒でありました。 戦争時代に韓国へ渡り事業を成功させました。 しかし、信仰有ればこそであって、本山から布教師を招いての聞法を楽しみにしておりました。 本山は勿論、別院への寄進を喜びにしており各地の寺院に今…

墓地が狭くても祭祀の意味を忘れない

墓地代金が高騰であるが故に広い墓地を買う事が難しい。 五輪塔と位牌墓を立てるには間口が3メーターは要る。 五輪塔と代々墓では2メーターは必要になる。 しかし五輪塔と代々墓の要素を兼ね備えた供養墓では間口が1メーターでも建立可能だ。 仏種子を仏…

山里にも五輪塔が立つ

山また山の奥のお家の相談に担当石材店主と出掛けた。 祀り事に熱心なご夫婦では有ったが五輪塔と代々墓を立てられるとは思いもしていなかった。 石屋さんの見積もりでは250万円ほどにはなる。 私はお祀り事の説明指導を行った。 当主で10代目の古いお…

原始真宗願入寺

昨夜は接待で立派なホテルに泊めて頂いた。 施主一家にお迎えに来て頂いて、近くの寺へ案内して頂いた。 『原始真宗』と書かれている。 私が知る真宗十派のお寺とは違う、こんなお寺が真宗に存在するのか?、 怪しげだ。 予約もしていないのに住職様が出てこ…

建碑法要

10時半からの建碑法要に出席するのに施主が迎えに来て下さった。 電話や手紙のやり取りだけでお会いするのは初めてだ。 熱心に取り組まれただけに会うのを楽しみにしていた。 書店の書架に並ぶ沢山の書籍の中から私の本を選んで頂いた仏縁に感謝をした。 …

親鸞聖人の旧跡

久し振りの2泊3日の出張に茨城県まで出掛けた。 累宝塔の原型は比叡山に在る六角形や八角形の墓石である。 特に親鸞聖人の初期の霊廟は六角堂の中に六面柱の墓石が立っている。 誕生の日野の藤原家の墓石も六角形であり横川の恵心僧都のお墓も六角柱である…

妻が沖縄から帰ってきた

八重垣と石垣と本島の鍾乳洞を見に行っていた妻が帰ってきた。 私も鍾乳洞好きの妻と同伴で全国各地の鍾乳洞を見てきたが、何と言っても沖縄の玉泉洞が最高だ。 妻はその玉泉洞だけは行けていないので口惜しい思いをして来ただけにどうしても玉泉洞へ行きた…

家紋は花立などの具足石へ刻む

相談者へ、「家紋は墓石の具足石へ刻みます」と言うと、 「家紋を刻んではダメとテレビで言っていたから不要です」と言われた。 墓石の仏石の白毫の部分に刻んではダメだが、 家のシンボルとして花立や水鉢へ刻む事は大丈夫。 白毫の位置は仏種子を刻む場所…

西本願寺には伝道師や布教師が居ないのですか?

来年の研修会を西本願寺内の聞法会館で開催するに付け、講師の先生をお手次の住職に依頼をしていたが、結果として断られた。 西本願寺へ出向いて『浄土真宗教学』と『親鸞聖人の教えを学ぶ』を乞うていた。 当方がお墓の学習会である事を拒絶の原因に為さっ…

お墓の講演

墓地墓石をテーマとした講演に出掛ける。 墓の意味と塔の意味。五輪塔と宝篋印塔。 各宗派別の刻み方。建立者名の刻み方。 嫁に嫁いで絶えた実家。良い墓地良い石とは。 喪主と施主。真土と赤土と小砂利。 巻石と入口石と須浜と玉垣。工事日の吉日。 石の産…

母を見舞う

年賀状を書く時期が来て『母が数えの百歳になりました』と書いている。 今にも逝きそうな母であるので、何とか頑張ってくれて百寿を迎えて欲しい。 引き続いて墓参りに行く。 管理事務所で来年の暦を頂いた。 毎年、石屋さんから頂いている。 鬼門遁甲を学ぶ…

経営研修会

私は経営学専行であった。 顧問の税理士の先生が主催する経営セミナーに出掛けた。 私の事務所は経営、つまりお金儲けにはそぐわない。 と言いつつ33年間過ごしてきた。 今になって少し後悔をしている。 儲ける時に儲けておかなければ経営に行き詰る。 今…

師匠の引継ぎ

駅まで石屋さんに迎えに来て頂いて行った先は、師匠がお世話をされた人の親戚であった。 亡き師匠に代わり、一生懸命に相談指導をさせていただいた。 親戚から正しいお墓の建て方を聞いておられただけに何やかやと神経を使っておられる。 こちらは禅宗である…

小野市の石屋さん

累宝塔を立てられる相談者の担当の石屋さんと会う為に小野市へ出掛けました。 駅までお嬢さんが迎えに来て下さいました。 乗るといきなり「本を出しておられる福原先生ですネ、私は2冊も買って読んでいます」 と言われたのです。 印税で生活している身にと…

易の会の学習会

33年間、全国を回って色んな講演の依頼を受けて来ました。 今日の易学の講演にも18名の生徒さんがお集まりです。 2時間の講義でしたが、全員が熱心で身体を射る様な眼差しで聞いて下さっていました。 主宰者の人柄とお見受けいたしました。 易学と言え…

サインを頼まれました

まるで芸能人になったようです。 初めての体験でした。 こんなんだったら、サインを書く練習でもしておけばよかった、 と言っても今さら字が上手に成れる訳でもありませんが。 色紙を持って8名ほどの人が集まられたのです。 記念になればと思って一生懸命に…

位牌墓を立てる

近江鉄道の新八日市駅は素晴らしい。 木造で古びてはいるが何とも言えない味わいがある。 この近くのお家へ訪問をする。 20年前にお世話をさせて頂いたお客様から、続いて位牌墓の建立依頼を受けて行く。 このお家の大きくて立派な仏壇を良く覚えている。 …

再発と言う時限爆弾

私の胸には2回のメスが入っている。 肺の膨らみが悪いので充填と言う手術を受けている。 異物として体内に埋め込んでいるので何時か熱を発して取り出さなければならない確率が高い。 であるならば体力のある若いうちにしたほうが良いと医師は言う。 しかし…

同じ病と闘ってきた療友

骨折で入院をしていると言う事で見舞いに行った。 昭和42年の秋に療養所へ入った時の戦友である。 彼のお陰で励まされたし結構楽しい入院生活が送れた。 私が20歳で彼は23歳だった。 青春時代を暗黒な療養所生活を送っていた。 その後も輸血後肝炎のC…

儀礼奉還

宗門からこの様な考えの書籍が出る事に驚かされた。 現在の浄土真宗で大きく欠けている内容が改善される動きがある。 葬儀・仏壇・墓石を否定し、例や供養を排斥して来た宗門にもこの異端児が出現をしている。 親鸞教学も当時の仏教界では異端児扱いであった…

佐々木先生を訪ねて

研修会の講師として15年振りに再度演壇にお立ち頂きたく訪問をした。 年賀状には瀕死の重篤をされた旨が書かれていて心配をしたがお元気そのものであった。 浄土真宗ではお墓と言う事に対して重きを置かないが為に門徒は他の占い師や墓相屋や霊媒師に行っ…

庵治石細目超極上

20年前に庵治石の最高品で宝篋印塔を立てられた方の訃報を聞いた。 お家も旧家でお寺のような住まいで有った事を記憶している。 家業も順調でご子息が立派に後を継いでおられる。 塔の横へ当代夫婦の位牌墓を立てるとなるのだが、はたして良い庵治の石が有…

報恩講

母の見舞いに行ってお墓へ御参りをしてお寺の報恩講へ急いだ。 今日は、近隣のお寺さんが6名もお越しになっていて何時もと違う盛大さだ。 法話も頂戴する。 車の駐車場では4を嫌う。クローバーでは4の四葉を求める、病院では4号室を避ける、 しかしお年…

お墓の講演

幾ら宗教離れと言ってもお墓は必要です。 ナゼって?、宗教が無くても親は必ず存在します。 貴方を産んで育てて下さった親が亡くなったのに山や海へ撒いてお終いとでも思っておられるのですか??。 涙を流しての葬儀や法事や仏壇墓地墓石までは最低限行なう…

祖父との仏縁

私の祖父は戦時中韓国に居て果樹園を営んでいた。 熱心な門徒で、日本から布教伝道の先生をお招きしては聞法に励んでいた。 その中に、京都蓮光寺の羽栗行道師と福山光円寺の平山義仙師が居られた。 戦争が終わって祖父は別府に父は京都に引き上げた。 それ…