2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

お施餓鬼の塔婆

木の卒塔婆に大小があります。もっと小さい水塔婆と呼ぶ物もあります。 これらの上部には切れ込みが作られています。 板塔婆は五輪塔なのです。 五輪塔の各輪の切込みが入れられているのです。 この木の供養塔の卒塔婆を石に変えるだけなのですが、 霊園の中…

愛宕千日詣り

勝軍地蔵と火伏せの神社の夜通しの参詣がある。 何度か行った事があるが、山の上り下りに交わす挨拶が楽しい。 登ってくる人には「お登りやス」、降りてくる人には「おくだりやス」と掛け合う。 31日の夜に御参りに行けば千日間の無火災が得られて災難に遭…

お墓への花の向き?

お墓へ差し上げている花がどうしてこちら側へ向いているのだろうか?、 そんな事考えた事が無いよね。 心配な人はそれも心配をする。 花は仏様やご先祖様へ提供(献花)した物だから向こうへ向くべき。 その仏様が、今度は我々へ慈悲なる知恵の思いを振り向け…

スレンレスの花筒

現在はツバ付きの花筒になっていて少しでも多くの水が入るようになって便利だ。 ステンレスだから永久に錆が発生しない。 この筒を新しく建墓された顧客へ提供している。 私の家のお墓も週に一度は花を活けて草を抜く。 花をいつも買う店のお姉さまと久し振…

お墓のお魂入れ

お墓が出来たり位牌を新調するとお魂入れが住職の手で厳修される。 開眼供養式でお性根入れとか入魂とか呼ばれている。 お墓は祝い事だから紅白の熨斗になるが、 葬儀後まだ一周忌までの建墓だと黄白の仏事用の方が相応しいかも知れない。 ロウソクも赤を使…

住所変更

事務所を移転したのは良いのだが住所変更等の諸手続きが大変だ。 銀行へ行ったが登録印鑑が判らない。 お中元のいつも行くお店へ行けば定休日。 京都は一方通行が多くて一本間違えばウロウロせんならん。 蓮華寺さんへの『きゅうり封じ』へ行かんならん。 悪…

お墓と命日

いつも命日には法華経の16番を唱えている。 木魚に合わせて寿量品と般若心経を唱える。 修行や読経中に眠気に襲われるのを避ける為に不眠の魚になぞらえて木の魚と書かれている。 お墓は特別仕様の阿理香塔で仏殿の八角型になっている。 草を抜いて水を掛…

お墓と知恵袋

知恵袋の回答を見ていると、石屋や寺や宗教学者などの専門家の回答が無い。 困っている人に対して適切に教えてあげるべきと思っていた。 私も口から泡を飛ばして一生懸命に回答を続けてきたが、イヤになって来た。 毎回毎回同じ質問ばかりなのである、 しか…

後の祭りの天神さん

京都の祇園祭と大阪の天神祭りが終わった。 後の祭りとはよく言ったもので、今日の大阪天満宮は静かであった。 が、ニワカに雲が暗くなって大雨に見舞われた。 土砂降りで、ついそこの本殿までも行けない。 『後の祭り』の語源は京都の祇園祭から来ている。 …

お墓と大相撲

日本の神事も、今や外人勢で占められている。 神事だからと言って、時の大阪府知事も女性と言う理由で土俵へは上がれなかった。 現在の横綱は雲竜型の朝青龍と不知火型の白鵬だ。 攻めと守りの『一』と攻めの『二』の形で陰陽を示している。 土俵も四角と丸…

もっとお墓を学ぶ機会を

お墓の事を気にする事は無いと住職は言う。 そう言う住職の言葉の裏には自分自身がお墓の事を知らないが故に言っている逃げの姿勢がある。 墓相など有る訳が無いと言い切る住職、 ではどう言う立て方が理想なのかと問うて見ると 「門前の石屋へ行きなさい」…

別府市立野口小学校

昭和31年の4月に父の仕事の関係で別府へ行った。 その頃の事が懐かしく思い出されて仕方がない。 僅か一年9ヶ月であった為に私を覚えている級友もいないだろうし、 行方の判らない一員になっている。 雨川先生と佐野先生だった。 教室から海が見えた。 …

お墓の灯篭

墓地墓石に必要な物は灯篭だ。 六波羅蜜の御供えで一番は『明り』である。 丸か角の墓前灯篭で高さが35寸か40寸が最良だ。 ここで注意が必要なのは、灯篭の火袋の置き方にある。 墓石へ向かって右側が上座であるから、 火袋の彫刻には『太陽』が来る、そ…

ボレロを聴いた

ラヴェルのボレロを聴いた。 準氏のNHK管弦楽団だ。 スネアドラムから始まってクラリネットから終焉の15分間を無限の世界を遊歩できた。 素晴らしい!。 この単調なリズムの繰り返しのどこが心を癒すのか。 単調なリズムだが複雑なコードで癒されたビー…

累宝塔が立つ

累宝塔は京都の石匠『河波忠兵衛師』の入魂の墓塔だ。 特許が切れたと言っても累宝塔は累宝塔だ。 余りにも見事はお墓であるだけに全国から感心が寄せられている。 石材店に申し込んで正しき累宝塔を仕入れて建立されれば良いものを、 ワザワザ最初から製作…

お墓の土

お墓は浄土であり聖地であるからには清らかで相応しい土が求められる。 真土を一杯敷いた後で魔を除ける赤土を敷く。 鳥居の赤であったり古墳の赤土の埴輪であったり赤飯や還暦祝いの赤も同意だ。 更にその上に化粧の如くの御影石の小砂利を敷く。 白川砂が…

累宝塔が聳え立つ

地下から頂いた骨壷が5個有った。 五個とも中に泥が入っている。 これって仏の姿だろうか?、汚い、としか言いようがない。 般若心経が書かれたお骨袋に移し替えて石棺内へ納めさせて頂いた、 呪縛から解放された様に活き活きと仏として還って行く。 「アッ…

お墓の工事

6時29分発のJRでお墓の工事へ行く。 昨夜から雨が続いている。 雨がきつければ中止になる。 現場へ行くと既に職人さんは着いていた。 12寸角で台付きの墓石の解体には手こずる。 昼時に急に雨脚がきつくなったが近所の家の好意で屋根の下で昼食。 仕…

墓石の建之

お墓を建てれば施主の名前を刻む。 仏石は仏の石であるから俗人の名前は刻まない。 仏石(棹石)を支える下の人石の、 しかも向かって左の下座へ刻む。 縦に二行で平成◎年●月吉日(真宗では吉日を刻まない)福原太郎建之とする。 福原太郎が之を建てるのであって…

母への見舞い

98歳の母も元気は元気だが何しろ齢が齢だ。 今日は私を見ても反応がない。 いつもなら嬉しそうに声も出すし帰り際には「また、来てなー」と言う。 大好きな小豆のお菓子には、いつものように「美味しいー」と言う。 気晴らしに院内一周を車椅子で回る。 年…

信州善光寺御開帳記録

撮影されたビデオテープが送られてきた。 御開帳に参拝してから2ヶ月が過ぎていたが、懐かしく思い出された。 檀家総代を務める宝寿寺の大僧正が善光寺へお勤めになられて4回目の御開帳だ。 回向柱も4本となった。 バス3台で訪問をしたが、 貫主自ら一人…

大鉄道展

鍵を持ち忘れて出掛けたので妻が帰るまで時間が有る。 とりあえずJRに乗って時間を潰そうかと思ってプラットホームに上がると、 駅前の映画館が目に付いた、 映画を見れば良かったと思ったが京都駅の美術館で開催されている鉄道展を見に行った。 私も全国…

お墓の講演の講師として全国を回っている

全国へお墓の講演に回っているが、 同じ事を行っている人はいない。 と思っていたら、ある文化教室の担当者から同じ内容の人が出来たと聞かされた。 内心穏やかではないが、私一人では心もとない、 多くの同士が居ればこそ、このカテゴリーも発展して行く。 …

奇門遁甲を習う

易学の中でも学ぶ人が少ない希少な特別の鑑定法だ。 講義を受けていても難しい、 と言うよりか初老の身には素直に染み込んではくれない。 易学に幅が出来て建墓の方位鑑定に役に立てればと思うのだが、 道はなかなか遠い。 今日は夏安居の日。 毎年比叡山の…

カルチャーセンターのお墓の講師

お墓や葬儀はメジャーではない、何か暗い陰気な怖い影を持つ。 その講師として全国へ出掛けているがマダマダ軒数は少ないし入る客(生徒)も少ない。 お墓や仏壇の事はどこで知るの?、学ぶの??。 石屋任せ?、寺任せ?、人任せで良いのか?。 どこの主催者…

お墓の講演会

お天気が良くない、と言っても雨も降りそうではない、 ハッキリしない空模様。 今日は晴れて欲しい祇園祭巡行。 しかしお墓の講演会へ出掛けている。 各宗別の墓石への刻み方と写経の書き方。 こんな講演講義をする人間って他に居るのだろうか?、 長年勤め…

祇園祭の保昌山

四条派の画匠の丸山応挙の原画があると聞いて案内をしていただいた。 保昌山鉾町の人だけに詳しく説明をして頂いて拝見が出来た。 間近で見て驚いた、素晴らしい絵であり織物だ。 丸山応挙の絵も素晴らしかったがそれ以上に驚いたのは 陰陽の占いをしている…

祇園祭の保昌山

祇園祭の山と鉾は32基ある。 長年祇園祭りに出掛けているので、全ての山と鉾は見ているが 唯一見ていない山がある、『保昌山(ほうしょうやま)』だ。 四条烏丸の西側で四条通りをはさんだ地域に鉾町が在るのに 唯一、離れた位置に在るのが保昌山だ。 鉾町の…

祇園会

祇園祭に行って来た。 もう何十回と行ったであろう。 厄除けの粽を貰ってくる。 七日の七夕もそうだが、笹とか竹とか粽には除災の力がある。 地鎮祭の結界にも四方に笹を立てかける。 建墓に際する除災には写経を納めて散華を敷き詰める。 祓い清めてこそ賓…

往生と生前

どちらも『生』と言う字が付いている。 亡くなっているのに『生』とは可笑しな言い回しだ。 この『生』とは?、 仏に生まれると言う言葉なのです。 仏に生まれに行くから『生まれに往く』、 漢文調にレ点を打てば往生は生まれに往くとなる。 葬式の挨拶に使…