愛宕千日詣り

勝軍地蔵と火伏せの神社の夜通しの参詣がある。
何度か行った事があるが、山の上り下りに交わす挨拶が楽しい。
登ってくる人には「お登りやス」、降りてくる人には「おくだりやス」と掛け合う。
31日の夜に御参りに行けば千日間の無火災が得られて災難に遭遇しないと言われている。
年度始めの5月には消防分団が学区住民の代参へ出掛けてくれている。
京都のどのご家庭にも『火廼要慎』(一種独特の字)と書かれた札が貼られている。
そのお蔭で、京都は人口比で火災発生件数が極めて少ない。
山上では焚き火が焚かれるほど肌寒い。