2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

お写経を書く

相談者へは必ず建墓の折には写経を書いて石棺内へ奉納する事を薦めている。しかし私自身が書く機会は余り無い。亡き友人の為に浄土真宗の正信偈を書写している。薄っすらと書かれている字の上から筆ペンでなぞれば良いのであるが簡単そうでそうでもない。ま…

お墓は早く建てる

生活が優先になる為に、声を出さないお墓はどんどん後回しにされてしまう。今は火葬骨になって壺で仏壇に仮安置をする人が多いが、昔は土葬であって人が死ねば二日もしないうちに野辺の送りとなって土とされていた。人が死ねば二日後には土へ納める、つまりお…

石屋さん訪問

大本山の正面にその石屋さんはある。全国の石屋さんと面識があるが、いずれを訪ねても仕事柄温厚な職人さんばかりである。またいずれの奥さんも仕事熱心であって共に頑張っておられる。私もこの道に入って満足している。亡きご先祖やご本尊様への施主の供養…

命日

仕事柄、人には建墓を薦めたりお墓参りを薦めているが、当の私はどうだろうか?。週に一度は行っているが、前回は霊園の駐車場まで行きながら突然の豪雨に車中より礼拝で済ましたし、今日は小雨模様で断念した。毎日の仏前での勤行は欠かさないでいるが、欠…

得度式

住職の子弟が得度を受けて正式に仏門に入る儀式が厳粛裡に行われた。また来年からは比叡山に上がって厳しい修行を受ける『加行』が待っている。お寺で生まれて育ったと言えども子供の将来は自由であっても仏門に入ってお寺を護持する副住職の道を選ぶ人へも…

共同募金赤い羽根運動

仕事が現役である為に地域の活動を極力退任して来たが、共同募金の副支部長だけは会長の依頼も有って勤めている。町内単位の寄付が普通になってしまって原則的な個別の寄付が減少した。景気の減退もあってなかなか寄付も集まらなくなっている。今回から個人…

一日バス乗車券

夫婦でバスに乗って出掛けた。観光客には好評であるが市民にこのような便利な乗り放題の券があるなど知らない。どこへ行くめどなど立てずに、来るバスに乗って北野天満宮へ行った。天神さんの日で大勢の人で溢れていた。受験生が塾の先生に引率されて神妙に…

秋彼岸

子供に説明を求められて困っているのですが、彼岸と言う意味を教えて下さいと言われた。お正月から始まる日本の祭事の意味を知らない人が増えている。たまたま出版社からそれらを解読した本の出版の依頼を受けている。しかしお金が無いので書きたくても書け…

納骨式

禅宗のお家であるから沢山の般若心経を書写されての納骨式が岐阜であった。立派なお墓が堂々と立ち上がった。いくらお金を掛けてもそれは石の価格でしかありえない、お墓の価値は写経を何枚書写して納めたかにかかってくる。そして家宗旨の教えに則する事で…

赤色の入れ方

生前に頂いた戒名を刻む時に赤色を入れるが法名の二文字にのみ入れれば良い。戒名は上から院号、道号、法号、位号になっている。戒名中の戒名がこの法号である。建立者名にも赤色を入れる。俗なる名前が聖なる墓塔に入り切る事を嫌って赤で避けておくのだ。いずれ…

お墓の講演へ飛び回っている

石材店の皆様からの問い合わせが多い時期でもある。私は石材店の勉強会と言うスタンスで仏教墓塔研究会を立ち上げた。遅々として進まない研究会ではあるが業界ではユニークな存在として活動をしている。大手のF総研の紹介だと言って石材店から講演会の打診…

お寺で御焚き上げが出来なくなった

寺院や霊園では膨大な焼却品がある。不要になったお塔婆や、お守りや、お札や、仏壇などをお焚き上げと称して住職の読経とともに処理してきたが、現在では法律が施行されてそれらが出来なくなった。落ち葉を集めての焚き火さえ出来ません。仕方が無いものですか…

手紙の相談

分家初代夫婦はまだまだお元気ではあるが生前に戒名を頂かれての建墓を思い立たれた。 戒名という物は生前に頂いて当たり前なのであるが、誤解を受けて死後に頂くものと思われがちである。死んでから戒名を受けても全く意味が無い。生前に戒を守るが故に仏門…

浄土真宗西本願寺のお墓

浄土真宗西本願寺のお墓の教えとして五輪塔や地蔵尊墓は絶対に立てません。戒名とは言いませんし法名に居士や大姉も付けません。霊標などの霊と言う文字も使いません。般若心経も読誦しませんし写経も致しません。と言っていますのに何故あとを絶たないのでしょ…

散骨が斬新なのか

また韓流ドラマで散骨を行っている場面が放映されている。テレビやブームの影響は甚大である。実際の韓国では土葬であって土饅頭のお墓が主流であるが改革と言うか斬新と言うか次第に散骨なる風習が近代的と若人に映るらしい。 韓国と日本は習慣や風俗が違う、…

墓石の革命

私などの墓石業界のベテランとなると既成観念が出来上がっているが、思いもかけない革命が若手によって考えられている。 起業者がその説明に来てくれた。それも今風のDVDを駆使して見せることで直接的に説明を具体化していて判りよい。 墓石においても倒…

開眼供養

西本願寺の門徒さんの建て替えのお墓が立った。建碑式と呼ばれている。以前の墓石には何々家之墓とかかれていたが、離れた場所に在る墓石との統一に際して正しく正面を南無阿弥陀佛とされた。まして長編の阿弥陀経を書写されていたし正信偈も多く書写されて…

町内のレクレーション

事務所の在る町内のレクレーションに参加して滋賀県へ行ってきた。 京都の中心部にある町内はマンションやテナントビルで雑多である。 隣りの部屋の人の顔も知らない関係となるのだが、私は町内会活動に積極的に参加している。 若い頃、別府で闘病していた時…

共同募金

募金会の副会長のお世話をしている。10月1日からの活動を前にして忙しい。昨今の町内会では個別の募金活動ではなくて町内でまとめての寄進が多い。私は寄付を喜んでするが、もう赤い羽根などはいらない。募金活動をしなくても政府や自治体による福祉活動…

お彼岸の墓参

お正月やお彼岸や御盆のお墓参りの風習は日本人として大変嬉しい行事である。 私を生んでくれた親や祖父母に対する報恩感謝の念をお墓の前で手を合わせて感謝をしたい。 宗教に対して詳細な思いが無くても親に対しての恩は忘れていない、が故に手を合わせる。い…

神道のお墓

再度のお尋ねに奥様をお連れになって来られた。当方でのご相談はほとんどが仏教であるが神道のご相談はマレである。神道式の墓石の正面は福原家奥津城(奥都城でも構わない)であって福原家之墓であってはなりません。まして線香を使いませんから線香立ては不…

伽藍配置

寺院の伽藍配置を見ると、四天王寺式と言われて塔が中心にある、法隆寺式と言われて塔が向かって左にある、法起寺式と呼ばれて向かって右に塔がある、薬師寺式と呼ばれて両側に二基の塔があるものがある。 古代においてはいずれであっても塔が中心であった。塔…

孤高な書籍

読書の秋とでも言うのか、二軒の出版社から出版の打診があった。両社とも既刊のお墓の本が好調らしい。 既に10冊の書籍を発刊済であるが書店からすると書架の穴を埋めているだけにしか過ぎないようだ。お墓の本はベストセラーにはならないがロングセラーで…

妙心寺で打ち合わせ

当方主催の石材店の為の全国研修会が1月で18回目を迎える。次回は妙心寺で開催される事が決まっているがその打ち合わせに出掛けた。座禅や写経や法話や作務を体験して研鑚を深めるのであるが、石材店の専門家だけに関心事は各塔頭寺院の石造物である。層…

NHKの罪作り と 相談者のマナー

NHKは全国ネットであるが故に影響力は大である。珍しいが故に、また興味本意で放映をしている。以前は散骨の場面を薦めていたし、今日は遺骨をペンダントにして保存する方法を感嘆を込めて映している。一つの選択肢として放映するのであれば私が推奨する…

贋作は生兵法

墓相の先生の指導で建てたお墓を見真似て建てたお墓が最悪であった。浄土真宗であるから五輪塔や地蔵尊墓を建てない。墓相の先生の指導で、これが最善と思って熱心に取り組まれたお家に影響を受けたのだが、先生に指導を受けることなく見よう見真似で建てて…

衆議院総選挙

熱気を感じる選挙運動期間中であった。24歳になる愚息も初めて選挙に出掛けた。結果が気になる所であったが8時の開票をテレビで観戦と前に座って驚いた。8時になったトタンに、もう既に出口調査の結果によって自民党が300の議席に到達する事を予測し…

仁和寺音舞台

仏教会主催の催しに初めて出席してみた。声楽を中心とする音舞台が開催されて数年になるが興味が無くて行った事が無い。しかし感動した、素晴らしい、喰わず嫌いを恥じた。世界遺産の仁和寺の国宝金堂の前の舞台も夕暮れが迫って抜群である。過日、京都芸大…

議員総会

たまたま総選挙前の総会となった。議員さんの報告会ではあるが何より地域の皆様方と顔を合わす楽しみが第一である。10年間勤めた副会長を辞しても懇意にして頂く地域の温かみを感謝している。私は仕事が現職であり低迷期に入っているので地域の仕事に貢献…

据付工事

今日も据付工事の監督に出掛ける。2箇所ある墓地を1個所にまとめる工事である。墓地を囲む囲み石は堅固であるから新墓地としてそのままに使用して他方の不要になる墓地を解体するが堅固に造られているだけに大変な苦労の末に更地として霊園に返還となる。昨…