手紙の相談

分家初代夫婦はまだまだお元気ではあるが生前に戒名を頂かれての建墓を思い立たれた。
戒名という物は生前に頂いて当たり前なのであるが、誤解を受けて死後に頂くものと思われがちである。死んでから戒名を受けても全く意味が無い。生前に戒を守るが故に仏門に入った印としてその仏名を頂く。生前に戒名を頂いていないから仕方がなく死後に戒名を授けているだけなのである。
禅宗であれば正面の頂部に円相を刻んで仏を迎え、次は福原家先祖代々として先祖を迎えて供養をし、そして向かって右面の右側より初代夫婦の戒名を刻んで法号の二字の部分に朱色を入れておけば良い。石棺内へは般若心経と観音経を書写して奉納する事をお忘れなく。