2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

夏休みも最後

子供時分は追い込みの宿題をしていた。母と一緒に昆虫採集をしたり湖南アルプスへ植物採取にも行った。その母は97歳で施設のお世話になっている。それなりに元気ではあるがすっかり恍惚の人になっている。字が読めなくなったし、昔話も出なくなった。夫婦…

高野山常喜院

用事があって山へ上がった。さすが霊地であるだけに大勢の参詣者があって山も清清しい。常喜院様も以前と違って浴室も新しくなったりしている。根本大塔や金剛峯寺の御参りを済ませて奥の院へ行った。雨上がりで木々も美しいし苔むした墓塔もしっとりとして…

お墓の講演会

色んな講演会の催しがなされている。行って見ようかなと思う催しもある。人は生まれて死んで行き、お墓が必須な物であるならば各家共通の問題であるお墓の講演会が有っても良さそうなものだ。全国でお墓の講演が出来る人間てどれぐらい居るであろうか。朱鷺…

お墓の講演会

墓石の業界においてお墓の講演をしている人間は居ない。お墓は人生において必須であるが余り関心を持たれていない。何でも買物をする時は慎重であるが、ことお墓に関しては自分が実際に入って使わないだけに疎かになっている。私一人の僅かな活動であっても…

御礼参り

西国霊場の上醍醐が落雷で焼けた。西国33所を回り終えると善光寺へ御礼参りに行く。四国88所を回り切ると高野山へ御礼参りに行く。バスで行くにしろタクシーで行くにしろなかなか出来る事ではない。珍しい人がいて、御陵を参考所も含めて全国を回った人…

ひだまりの会

大阪公益社さんの部署で『ひだまりの会』と言う会がある。ご主人を亡くされた奥さんや奥さんを亡くされたご主人が参加されている。葬儀屋さんも単に葬式を出すだけではなくて、大切な人を亡くされた後のケアーに取り組んでおられる。趣味の会合も有れば先達…

物珍しい物がニュースになる

葬式が散骨となり、仏壇が家具調になり、墓石がモニュメントになった。儀式が疎んじられ何事も簡略が美徳とされだした。言葉も短縮され漢字の文化の家元も簡略漢字となった。全てが記号化されてロボット化の様子だ。覇気が無くて魂のない人間がベルトコンベ…

丸刈りって結構良いものだ

2年前に入院した事を機に丸刈りをしている。お寺へ行くと、全ての人が頭を下げて会釈をされる。どこかの立派な大僧正と勘違いされての事だと思う。悪い気はしない。長髪で裏の墓地を見て回っていた時は不審者と見られていた。丸坊主て結構良いものだ。

お墓の赤土

赤土を薦めるがなかなか手に入らない。墓地に赤土は必須だ。赤は魔を除ける。平安神宮などの神社の赤の鳥居。古墳に見られる赤土で焼いた埴輪。還暦を祝う赤の陣羽織や座布団。獅子身中の災う虫の侵入を防ぐ赤の口紅。赤はそれだけ意味が深く大切な物だ。高…

病気持ちは貧相

講演で「病気持ちは貧相」と言われた。その通りかも知れない。英雄色を好むとも言われている。不健康だと充分な活動も出来ない事も事実としてある。私の身体は病気の百貨店と言っても良い、次から次へと病気が湧いて来る。根負けをして嫌気が差して来る。病…

数珠回し

地蔵盆の準備をしていると大きな数珠が出てきた。数珠回し(数珠繰り)と言って、子供が大きく輪になって数珠を隣へ送って行く数珠回しだ。懐かしい、親玉が来れば額に付けて頂くのである。子供の時は大変大きな数珠玉だと思っていたが、今見るとそんなに大き…

お墓の相談者

当方がお墓の相談指導事務所と言う事が知られていない。媒体のほとんどが発刊する著書による。昨今は読書離れであるだけに読まれての相談件数も激減した。来られた方には一生懸命に指導をする。まるで当事者の家族であるように。満足して喜んで帰って行かれ…

息子の友達

23日は地蔵尊の掃除があった。22日から息子の大学時代の友人が泊まっている。二人は仕事で母校の京大へ来て久し振りの再開で、遅くまで飲んで帰ってきた。彼も1月に子が誕生予定だ。すっかり大人になって社会人として頑張っている姿が微笑ましい。息子…

地蔵盆

地蔵尊の縁日が24日であるが、たまたま本年は日曜日である24日に町内の地蔵盆行事を行った。昔は子供も沢山いたので二日間であったし盆踊りやのど自慢や金魚すくいなどで賑わった。懐かしい夏休みの楽しい行事であった。今は小学生と中学生が一人づつの…

墓石へ水を掛ける

墓参の折には墓石の頭から水を掛けます。水は『閼伽』と言われて六波羅蜜の中でも最も大切な物です。誕生会でお釈迦様の頭から水を掛けると同意です。『洒水』(酒ではありません)と言う仏教作法です。しかし掛けた後でタオルで拭き清める事を怠ってはなりま…

墓地鑑定

乞われて墓地へ鑑定に出掛ける。磁石とカメラと物差しは必携道具だ。方位や立地が気になるし、帰っても墓石の並びや彫刻面が記録され、墓地寸法が測られて設計図面や彫刻順序が確定する。家系図や過去帳の記述が大切である。お墓を作成するのに戸籍謄本を取…

死者には荘厳を持って

葬式の形態が簡易化している。と言うよりか家族葬や密葬と言われている。続いて仏壇や墓石も同じ流れの中にある。個人社会では死んだらお仕舞いなのである。ENDであってANDが無い。ANDと言う続く世界を考えたインド人は偉い。死者へ対する尊厳を持…

相談料

当方は相談指導事務所でありますから受益者負担として料金を頂戴している。相談の時間が2時間までで2万円をお願いしています。電話で問われれば2万円ですと言いますが、料金を聞いた人が相談に来られる率はゼロに等しい。他社では無料が多いから。無料に…

金封の表書き

お魂を抜く時は遷座法要料や抜魂供養料と書く。お魂を入れる時は建碑法要料や開眼供養料とする。お葬式などの御参りには御佛前や御霊前とする(いずれも浄土真宗を前にし他宗派を後ろに書いています)。浄土真宗では魂とか霊とか供養とかお経料とか使いません…

五輪

前評判通りには行かずに日本は苦戦している。五輪と言えば東京オリンピックが懐かしい。高校2年生であったが授業もそっちのけで喫茶店のテレビを見ていた。柔道部に入っていたのでヘーシンクの試合やマラソンのアベベの力走が目に焼き付いている。郵便局が…

くだらないメール

当方へ一日に200通ほどの迷惑メールがやってくる、その199通は大変くだらないメールだ。また、このコーナーにも不埒で低俗なメールが多い。お悩みの方への解消駆込寺と言う思いで開設しているが、毎日消すのに時間が掛かってしまう。よくもまーこれほ…

町内の訃報

4月から町内会長を受けて3人目の葬儀が入った。以前であれば町内として葬式の受付や立礼のお世話をする事も多かった。今では家族葬や密葬形式が主流となった。今回も連絡を受けたが訃報の回覧も受付等のお世話も不要とする遺族のご意向があった。会長とし…

お焼香の回数

お盆になるとこの種のクイズ番組が盛況だ。回答を与える人は作法の先生、ここからして間違ったスタートになっている。過去現在未来の三度が正しいと言っている。焼香と言う作法は一体何なのか。汚れの俗人の私を清めて仏前に額ずいている。その自分を清める…

相談者宅訪問

当方へ多くの相談が寄せられる。電話と手紙とメールとファックスで。回答をさせて頂く中で更に相談者宅へ訪問したり当方の事務所で面談したりも有る。指導だけも有れば全工程を当方で請け負う事もある。全国展開をしていますから、請け負う場合も当方の研修…

息子夫婦

息子夫婦がお墓参りへ行こうと言ってくれた、仏壇へのお供えも買って来てくれた。それだけで充分だ。暑いさなかに嫌がる赤ちゃんを連れて行くわけにも行かない。私達夫婦は週に一回必ず御参りに行っている。息子は10月から転勤で千葉へ行ってしまう事から…

帰省

帰省とはお墓参りである。老いた両親と合う楽しみもある。行き帰りが込もうとも、家族を連れて帰省する。両親も、大きくなった孫を見て喜ぶように、お墓のご先祖様も大きく立派に成った子や孫を見て喜ばれる。昔から続くこの有り難き伝統こそが日本人の心の…

林君

父親同士が小学校からの友人であり、その息子同士も親しい友人となっている、二代に渡っての親友だ。林君の息子も今春に結婚をした。母親を連れて息子の赤ちゃんを見に来るという。お盆で里帰りをした娘と合わせて賑やかなお盆となった。

お盆は3種ある

旧盆と新盆と月遅れ盆の3種ある。旧盆の昨年は8月27日で本年は8月15日、新盆の昨年は7月15日で本年も同じ。月遅れ盆の本年は8月15日で本年も同じ。旧盆のみは旧暦で行くから変更がある。13日に迎えて16日に送るが、京都では六道まいりを7…

誕生日

知人から誘われて『万華鏡ミュージアム』へ出掛けた。部屋が真っ暗になって四方の白壁に万華鏡が投影された。ウオーの感嘆の声が満ち溢れた、すごい素晴らしい、大変美しい幽玄の世界だ。先達ての講演会で「万華鏡は曼荼羅だ」とお聞きしたばかりであったの…

お仏壇が華やか

お迎えも済ませ、お寺様の読経も済んで、仏壇が一番華やかな時だ。お掃除を済ませてお盆のお飾りをされて、最高のもてなしがされている。お盆は亡き人が帰って来ると言う。この習慣は大変嬉しい。亡くなりっぱなしではなくて仏の浄土から還って来るとされて…