数珠回し

地蔵盆の準備をしていると大きな数珠が出てきた。数珠回し(数珠繰り)と言って、子供が大きく輪になって数珠を隣へ送って行く数珠回しだ。懐かしい、親玉が来れば額に付けて頂くのである。子供の時は大変大きな数珠玉だと思っていたが、今見るとそんなに大きくはない。地蔵尊を前にして南無地蔵大菩薩と叫んでいた事が知らず知らずの内に教育と成っていたし、大人と子供の町内人としての接点になっていた。