伽藍配置

寺院の伽藍配置を見ると、四天王寺式と言われて塔が中心にある、法隆寺式と言われて塔が向かって左にある、法起寺式と呼ばれて向かって右に塔がある、薬師寺式と呼ばれて両側に二基の塔があるものがある。
古代においてはいずれであっても塔が中心であった。塔こそがご本尊さまを表わすものでありそれが仏像や絵画に移って金堂が中心となっていった。石造の塔を中心に仰ぐ奈良の般若寺のような形もある。
お墓においては五輪塔が中心であるが、子孫の夫婦墓を建てるために向かって右の上座が指定席となっている。