神道のお墓

再度のお尋ねに奥様をお連れになって来られた。当方でのご相談はほとんどが仏教であるが神道のご相談はマレである。神道式の墓石の正面は福原家奥津城(奥都城でも構わない)であって福原家之墓であってはなりません。まして線香を使いませんから線香立ては不要です、特別の八足台(八脚台)を置きます。墓石も少し長めであって頭部は尖っています、三種の神器の剣を表わすからです。燈篭も神式であって仏式の丸や角の墓前灯篭とは少し違って柱の部分がくびれています。写経は般若心経が共通ですが特に『大祓詞』を書いて石棺内へ納めます。直系として当然祀らなければならない方が欠落していることを指摘して、相談者は満足されて帰られたが、担当の石材店営業員が充分に顧客に指導がなされることを希望する。