赤色の入れ方

生前に頂いた戒名を刻む時に赤色を入れるが法名の二文字にのみ入れれば良い。戒名は上から院号道号法号位号になっている。戒名中の戒名がこの法号である。建立者名にも赤色を入れる。俗なる名前が聖なる墓塔に入り切る事を嫌って赤で避けておくのだ。いずれも亡くなれば赤を脱色する、もしくは濃紺色を入れ直す。白や黒を入れる事は目立つようにするだけで不必要な行為となって感心しない。梵字などの仏種子は仏文字であるが故に純金箔を挿入する事は当然である。