お墓は早く建てる

生活が優先になる為に、声を出さないお墓はどんどん後回しにされてしまう。今は火葬骨になって壺で仏壇に仮安置をする人が多いが、昔は土葬であって人が死ねば二日もしないうちに野辺の送りとなって土とされていた。人が死ねば二日後には土へ納める、つまりお墓を設けていたのである。昔の状態で考えていただければお分かりと思うが、土葬の時代にいつまでも家内に死者を置いておけば異臭を放つしウジ虫も湧いてくるでしょう、一年や二年も放置して置ける状態ではありません。であれば現在では火葬骨と言えども一日でも早く浄土へお返しする事が最善であるわけです。火事が発生しているのに見捨てて放置せずに速やかに消火に掛かるように、死者への供養は早急に建墓を行って土へ還し遺族の勤めを果たしましょう。