お墓を知る人はいない

現在のお墓の知識を有する人って一体誰なのでしょうか?。お寺さん?、石屋さん?、占い師さん?、大学の先生?。私はお墓の道に身を投じて29年になるがお墓に付いて知っている人は一人もいない。知ったかぶりの人やトンでもない錯誤で済ましている人は多い。今日もトンチンカンな事を言って来る人があった。「墓石本体と霊標の両方に入魂や抜魂をしなければならない」と言われたと。お魂を入れるのは墓石本体であるから仏石と呼ばれるのであって霊標は記録版であって魂が入る石ではないから花立も線香立ても置いていないのである。また、棺桶の中にセラミックを入れる事でパワーが入ると言われて納めて火葬にしたらしいがそれ以降良くない事が続いていると言う。それが原因で良くない事が続いているのかどうかは不明であるが、何故セラミックと言う不燃物を棺桶などの入れたのか、火葬場では禁じているはずだ。二つの間違いを行ったのはそう言うよからぬ指導をこともなげに言い切る不謹慎者が居ることと、それを信じて実行する人があるからであって、もっとお墓の教育が行き渡っていればこのような幼稚な錯誤は無くなるものと思う。