64年目の始球式

NHKで64年前の甲子園出場が叶わなかった話を放映していた。戦争が若人の夢を奪い去っていた。レギュラー9名のうちただ一人生き残った人が兄の遺影を胸に始球式に挑んだ。平和な時代がこのような犠牲の上に成り立っていることをわかって欲しい。お墓へ行っても多くの戦死者の墓標が立っている。見ると全てが20歳前後の若い人たちだ。そのような時代であったと言え若人が母や恋人に思いを馳せながら国や子孫の為に犠牲となられたのだ。今では仏や神となり国土の礎として見守っておられる。仏教では50年が経過すれば大いなる仏や氏の神に成ると言われている。純粋な神仏と成っておられる英霊に報恩感謝の念を捧げる事は極自然発生的である、であれば神社へ崇拝する念に何のわだかまりがあろうや。お陰様で平和な日本が育成されて来ているしこれからも裏切る事は無い。戦死者のお墓が悲しいかな傾いて忘れられようとしている。