若・貴、兄弟

何処へ行っても若貴兄弟の事を聞かれる。お墓は家の相続者が建てる、この場合は長男で葬式の喪主を勤めた勝氏である。変わったお墓であるが勝氏の名前が刻まれていて当然である、決して兄弟連名で刻んで立てるものではない。財産分与は兄弟で二分の一である、相撲部屋の財産もいくら弟が継いだと言っても親の残した財産であれば対等に半分である。しかし分けられない価値の物は金銭で他の人にそれ相当な対価を渡せばよい。貴乃花は相撲部屋を親から継いだ事をしきりに力説しているが、であるならば伯父の勝治氏へももう少し敬意を表したほうが良い、何故ならば伯父の勝治氏から二子山は部屋を継いだのだから。本来の49日はもっと後であって名古屋場所の場所中となると貴乃花の参加も危ぶまれる配慮から35日での納骨となったのであって勝氏の配慮を貴乃花はもう少し感じ取らなければならない。貴乃花の知慮の無さばかりが目立つ一人相撲の幼児のあがきであった。