療友

合わせて5年の入院期間があったから多くの病院友達がいる。いずれもそれ以降は元気を回復して健闘している。そのうちの一人が入院したと聞いた。私より少し年が上で病状も良くなかったが憂鬱な長期入院生活の退屈さを無くしてくれた恩人である。週が明けたら他の療友と一緒に見舞いに行くことを決めた。20歳のときに、主治医から「障害者の資格があるから申請するように」と言われた。しかし未だ若かったしこれから税金を納める立場になろうとしている身には甘受することが出来なかった。他の全ての療友は障害者の恩給を受けている。全てに温遇される事は有り難くも受けたくないが、駐車禁止の解除の恩典は欲しいなーと思っている。共に一緒に病気と戦った来た人達は如何なさっておられるだろうか。国立宇多野療養所・嵯峨野病院・京都大学病院・博愛会病院。