開眼供養式

一つの仏塔が燦然と光り輝いて立ち上がった。開眼式は晴れの式である。施主も、長年の思いが完成ししかも正しく堂々と建ち誇る姿を見て感激のご様子。浄土宗であるので沢山の重誓偈や四誓偈や般若心経や一枚起請文や阿弥陀経など合計400巻を石棺内へ奉安された。いくら上に高額な墓石が立っても、内へお経の一巻も納まっていないお墓は空墓で、何の値打ちも供養にもなりはしない。