お墓の立ち位置

物事の一番の中心は中央であって端っこではない。
太政大臣が中央で向かって右に二番手の左大臣が座り、向かって左手に右大臣が座る。
日本では向かって右を上座とし、向かって左を下座とする。
仏壇も向かって右が上座の親鸞聖人で向かって左を下座として蓮如上人が座る(浄土真宗の場合)。
神棚も向かって右を上座として氏神様で向かって左を下座として個人の崇敬する神さん(中央は天照大神)。
墓地も向かって右の上座に五輪塔で向かって左の下座に代々墓(位牌墓)。
墓石にも向かって右に男の戒名で向かって左に女の戒名。
生活の中にもお雛様を向かって右に男雛で向かって左に女雛(伝統を重んじる京都で、他地方では昨今の西洋式立ち位置で女が向かって右に来る)。