墓地鑑定

25年前に建墓のお世話をした人の紹介で、出張しての相談に行ってきました。昭和55年の2月の相談者であり私が建墓までお世話をさせていただいた懐かしい顧客であります。昭和54年の9月に結婚した私の新婚早々のお客様であったわけです。今では家業も盛大で幸福に暮らせているとの事で家族総出で歓待を受けました。その人の紹介者の相談であったのですが、少し前まで土葬であった所に石を立てる事に嫌悪を感じておられるのです、「土葬の上に石を乗せると重たいと言って苦しがる」と他人から聞かされたそうです。重たいと言うならば今現在土の中に居る事は苦しくないのか?、火葬にする時に火の熱い中に居る事は苦しくないのか?。亡き人はいつまでも土葬の朽ちた身体に付着しているのではなくて、仏の浄土へ往っているのであって土葬体から物事を見てはダメなのである、であれば仏へ成仏していないし極楽浄土へ往生していることにはならない、亡き人が仏になっていると思うことが大切であって失礼な見方をしてはなりません。