京都大学大学院卒業式

幼稚園から数えて20年の学生生活が終わろうとしている。今日は息子の京都大学大学院の卒業式である。体育館には沢山の家族をはじめ学生達が集まっている。いずれも晴れの式を迎えるに当たって満面な喜びである。式は余りにも簡潔であって質素であった。尾池総長の言葉がなぜか胸を打たない、はなむけの言葉とは聞き取りにくい。卒業証書授与中の合間におどけた学生が家族席に向かって大きな声を張り上げて『お父さんお母さん有り難うございました』と叫んだ時には思わず涙が零れ落ちた。胸に迫った一瞬だった、卒業式らしき一瞬であった、有り難う、この名前の判らない学生さんよ。24歳になった息子の前途洋洋の船出に祝杯。