何故お寺は門扉を固く閉じているのか

来年の全国墓塔学研修会場を考える為に会場予定の大本山へ出掛けた。さすが大本山であるだけに広大な境内地を要している。38もある塔頭寺院のうちで公開をしているのは三ケ寺である。仏教で一番肝心な事は布教伝道である。門を閉じて幽閉するような宗教で一体どのような効果が得られると言うのか。格式ばかりを重んじて一般に対して門戸を開けない体制を憂う。開祖や開基を大事にお守りすることも必要だが、凡夫に対しての教義の拡勢も大事ではなかろうか、一休禅師や良寛和尚の再来を望む。私が若干納めた税金でこの幽閉寺院の改修が行われているならばやはり拝観させて頂く権利もある(オフレコ)。