東京オリンピック

眼を休めるために一日横になっていた。昭和39年の東京オリンピックの様子を映していた、私は17歳の高校生であった。古関裕二作曲の入場行進曲は最高の局であって往時をそのまま思い出させてくれる。アベベも見たしヘーシンクも見た。体育の授業はテレビ観戦となった。こっそり抜け出して未だ無かったテレビを喫茶店で見たりしていた。夢多き青年の姿がそこには未だ有った。41年が過ぎて冴えない姿の私が居る。