お墓の本

書店へ行って書架を見るとお墓の本が多数売られている。興味があって中を拝見すると、いすれもお墓の建て方の本質的なものではなくて石の種類や霊園の手続きなどに至る内容である。顧客はお墓に付いての悩みをそのような物に向けてはいない。どう建てるのが良いのかの悩みを持っておられる根本の解決策を講じていない。感心する事は、私が当初から力説している建立者名の彫刻場所であるが、どの最近の著者も仏石を支えるその下の『人石』の向かって左面へ刻むように指示している点である。私の指導が支持される点を嬉しく思うが、ほとんどの著者が素人である点に憂いを感じる、宗教の専門家である著者がいない。