どの戒名が正しいのですか?

東京へ出張に行って来た。旧家であって戒名が位牌や過去帖や墓石に刻んである、最近の墓誌も立てられている。私は建墓に際して細心の注意を払う事が、戒名文字の確認である。先ずはと思って初代と言われている人の戒名を見ていきなり驚いた、位牌に『右』、過去帳に『石』、墓石に『古』と書かれている。これって一体どれが正しいの?、施主に聞いても判らない、そらそうでしょう、私の指摘で初めて気が付かれたのだから。順番から言えば、過去帳、位牌、墓石となる、であれば過去帳に書かれている『石』が元々の戒名文字と言うことになる。『若』と『苦』は似ているが全く違う字であり、『辛』と『幸』もそうだ。この家にはその他にも『喜』と『嘉』の違いが見つかった。墓石を建てるときの細心の注意は亡きご先祖様の戒名の文字に誤りが無いかどうかを確認する事は最低限度の約束事だ、間違ってどうするのだ、間違って刻まれて供養も功徳も無い。