安土家墓参

温泉に浸かって旭川へ出発をした。30年間この仕事を全うして来て一番思い出に残る顧客である。相続者がいないだけに晩年は寂しくしておられたが従兄弟の人が継承者となった。案の定、十分な継承者としての力を発揮されてはいない。私は依頼を受けた「菊一輪を持ってお墓参りに来て欲しい」と。お墓の不具合が無いかの検査を兼ねてお参りに来ている。花を活けて草を抜いて暫し佇んで感謝の頭を垂れていた。何度となく北海道に訪れた事が蘇って懐かしい。これからも真摯な仕事を全うし続けたい。