お墓の指導

朝早く起きて関東へ出掛けた。
関東の霊園は、宗教性がまったくない。
石を買って短絡的に組み立てている。
全てが奇抜な、いわゆる洋式墓。
正面には『和』とか『希望』とかが書かれている。
全部が、納骨式であるから基壇を高くしてそこに棚を造って骨壷を保管している。
扉に効率的に墓誌として使用をし戒名を刻んでいる。
一番足下に戒名があり、上に和と書かれた無味乾燥の碑の本体がある。
無味乾燥な碑文の前に花や線香や供物がある。
せめて、霊園や寺墓地を販売する人が施主に良きアドバイスが出来ないものか。
力の無い墓石が霊園を席巻し蔓延する様は異様だ。