納骨式

新幹線の車窓から雪景色の近江路を見ながら納骨式に出向いた。
高台の霊園ではあるが意外と寒くない。
霊園では一番広く大きな堂々とした墓石ではある。
私の意とするお墓ではないが、お骨壺を抱えて地下にある納骨室へ入って行った。
真っ暗ではあるが大丈夫。
イザ、土へ還す作業に入ったが、骨壷が頑丈にテープで密封されているので手間取った。夫を亡くされた奥様が最後の別れで涙を流しておられた。
「お骨壷からサラシのお経袋に移して、母なる大地に還って頂きました、上から正信偈写経を布団を被せる様に掛けておきましたから、どうぞご安心して下さい」とお声を掛けさせていただいた。