国立宇多野療養所

受診へ久し振りに行ってみた。
すっかり変わっている。
昭和四十年に入院をした建物が唯一残されていた。
懐かしい、懐かしい。
17歳の少年であった。
この非常階段を使って散歩に出かけたり、患者さんと語らって励ましあった場所がそのまま残っている。
一階のリカバリー室もそのままだ。
この窓越に外へ出掛けた元気さもあった。
多くの人の励ましを受けて手術を終えて高校へ復学をした。
あの頃の患者さんや看護師さんも元気で居られるであろうか。