墓地鑑定 浄土真宗

ある先生の指導でお墓を立てたと言う方から再鑑定の依頼を受けた。
大変立派な先生の指導で浄土真宗のお墓を立てておられる。
けれども、どれを取っても間違いだらけで、こんな悪い墓石もよくも立てたもので大変恥ずかしい。
御参りに来ている寺の住職は何と言っているのか聞いてみた。
「何にもおっしゃいません」、坊主も坊主で失格だ。
間違ったお墓は堂々と正すべきだ、それが門徒を預かる僧侶の役割だ。
プロの僧侶が、素人が立てたお墓の過ちを指摘して改善を求めない事には、間違った墓石が平然とすまし顔で立ち続けて行く。
浄土真宗では、
五輪塔を立てない、
地蔵尊墓を立てない、
霊とか魂の文言を使わない、
写経で般若心経を納めない、
霊標と言う言葉を使用しない、
居士や大姉を贈らない、
真宗門徒様に一生懸命正しく指導をしているが、
肝心の寺の僧侶が気付いてくれないが故に間違ったお墓がドンドン立ち続けている。

一度、本願寺が私を招いての僧侶向けの講演会を開催してくれないだろうか?、
聞法会館で石材店向けの研修をした事が有るが、
墓相屋と同列に思われて門前払いを喰らった。
私ほど、真宗門徒様に理想の門徒のお墓造りを心掛けている者は居ないと自負しているだけに心外で悲しい取り扱われ方で終始している。