30年前のお客様

懐かしい人が相談を寄せられて行ってきた。
昭和55年の建墓記録帳を示された。
正しく、私が書いた帳面だ。
封筒の表書きも私の字だ。
開眼式に写した私の写真も披露された、懐かしい!!。
その折に立てた五輪塔のお陰で家運も上向き幸運な事が続いたと喜んで下さった。
そう聞く私は大変嬉しかった。
今回のご依頼は、その横に代々墓を息子の施主名で建てたいという意向だ。
しかしその寺墓地は『◎◎石材以外は建てられません』と断り書きがされている。
そういう寺が増えて来た。


施主のたっての依頼で、追加法名彫刻を済ませて納骨に立ち会った。
知り合いの僧侶に抜魂を頼み、
終わると直ぐに追加彫刻法名を二人刻み、
終わると今度は二名を納骨をし、
最後に入魂納骨の儀を僧侶に勤めて頂いて終了した。
今日は息子様が来られたのだが、
平成三年の五月に立った墓石だ。
亡きお母様が凄く熱心で、お世話をした事が思い浮かぶ。
19年も前に成る。