生きているうちにお墓を立てなければ、いつ立てるの?

お墓の指導を重ねていた家の年寄りが建墓に猛反対。
先祖のお墓を正しく立てたいと言う感心な息子にほだされて一生懸命にお世話をして来たのに。
「生きているうちにお墓を立てれば早く死ぬ」と言って聞かない。
生きているうちにお墓を立ててはいけないのであれば、死んでから立てるのか??。死んでからは誰が立ててくれると言うのか?。
葬式は死んでから出すが、墓塔は生きている時に立てなければならない。

死んでから立てよと言うお墓は、位牌墓の事で、位牌墓は亡くなって始めて機能を要する。
葬式も出していないのに、自分が死んで始めて機能を発する位牌墓を立てては滑稽なのです。
しかし、生前に建墓供養を行う事こそ善行であると仏典に記されています。
それを、寿陵と呼ぶのです。