墓石へ入れる色

墓石ヘ色を入れる事が有りました。
建立者名は俗名であるから『朱色』、
それ以外へ『濃紺色』を入れます。
朱はどくどくと流れる『動脈』を、
濃紺は脈々と流れる『静脈』を、
示します。
現在では、よっぽどの熱心な建墓取り組み者以外には色を入れる事を勧めなくなりました。
俗名の朱色は絶対に入れますが、
その他への濃紺色はほとんどが入れなくなっています。
私は、作法に則って濃紺色を入れておりましたが、
こだわりが有りまして『なす紺』と呼ばれる
ナスビ色をした紫っぽい青を使用していました。
その『なす紺』の販売が取り止めになったそうです。
愛用をしていただけに寂しくて残念です。
今後は、仕方がないので、他の『紺色』を使用せざるを得ません。