療養生活からの解放

43年前の今日は3年間の療養生活からの解放日だ。
皆に見送られて退所した。
直ぐにしたことは、ペンフレンドであった療養友達へのお見舞いだった。
神戸の須磨の山間に療養所があった。
見舞いを受けるばかりの我が身にとって、
逆に人を見舞う喜びを持った。
満開の桜を見ながら中庭のベンチに坐って
その女の子と話をした。
御陰様で元気に暮らす事が出来、
税金を納める側に今は居る。
50歳までの命と言われたこの身も
付録を13年間戴いている。