累宝塔が立つ

お墓は、見晴らしの良い絶好な場所に有る事が多い。
ここも、観光ホテルが立っても良い場所に在る。
累宝塔が立つに当たって立会いにやって来た。
職人が苦労をして完成を迎える。
累宝塔が立つ度に、製作をして立てて来た過去を思い出す。
河波忠兵衛師の渾身の製作もナカナカ日の目を見なかった。
山田恵諦座主の命名と建立が有って最高の墓塔である事は判っても、
人が立ててはくれなかった。
今では全国に堂々と聳え立つ最高峰の墓塔として君臨している。
今、こうしてまた一基の塔が立ち聳えた。
ご当家のご先祖様も、南無阿彌陀佛に抱かれた、
お墓にご満悦な事でしょう。