お墓の講演へ

新幹線に乗って岡山へお墓の講演へ行ってきました。
『墓』の字の意味と、『塔』の字の成り立ちから説明をし始めました。
御供えで一番大切な『献灯』に付いて、明かりをお話ししました。
墓前燈籠の火袋にある太陽と月の彫刻の意味を解きました。
昨年、私は石材店の皆様方とご一緒にインドのサンチーに在るお釈迦様のお墓参りへ行って来たのですが、
それが『スツーパ』なのです。
それを中国人が漢訳をして『卒塔婆』とし、現在でも卒塔婆→塔婆として汎用されています。
その『塔』が一番大切であって、
それが、
宝篋印塔や多宝塔や五重塔に見られる『覆鉢』なのです。
素人の石材店が立てたのかと疑う、覆鉢の無い宝篋印塔や多宝塔が乱立している破廉恥。
一体誰が歯止めをするのか?、良心有る石材店は皆無なのか?、
ありったけの思いを吐露した講演会でした。
少しでも気付いて頂いて改善される事を切望しております。