納骨開眼

百箇日を期に納骨をされる。
立派な墓石が立ち上った。
住職と一緒に本堂で仏事を勤めた後に霊園へ行った。
ご遺骨をサラシのお骨袋へ移し替えて石棺内へ奉安される。
無事に開眼供養の御勤めも終わって納骨が済んで安堵された事でしょう。
ここで質問が有ったのです。
お墓は祝儀ですか?。
『お墓は祝い事なのです』
墓石が立ったと思っているから短絡なのです。
仏殿が立ち上ったのです。
仏が住まう聖殿なのです。
紅白の熨斗袋で当然なのです。
熨斗は神事で仏事には使用しないなんて屁理屈をこねる人も有りますが、
神仏混在の時代からの流れであって仏事用の祝儀袋を新たに考案して来なかった仏教界にも非が有りそうです。
しかしここで躊躇する場面も有ります。
建墓は祝儀の紅白ですが、
死亡後直ぐの納骨の場合は紅白が憚られます。
仏事ですから黄白の袋に『開眼供養料』と書いて僧侶へお渡しください。
参列者が施主へお渡しの場合は『開眼法要料』と書けばOKです。