湖南アルプス『堂山』

前回、湖南アルプスへ行った時に、堂々と聳える堂山の魅力に惹かれて登頂を試みて友人と出掛けました。
登山口に、大津警察署のポストが有って『登山計画書』を入れるように記されていました。
本当のアルプスでもあるまいし、この仰仰さは一体何なのでしょうか。至って、384mの低山です。
不動堰堤から鎧ダムを超えて堆積したダム湖を歩いて阿弥陀ヶ原を抜けて快適な山道です。
花崗岩を潜り抜けた川の水は清浄そのものです。奇岩の連続の湖南アルプスは全く違う景色を提供してくれていて快適そのもので気分も爽快です。
やっと堂山が見える峠へ来ました。
尾根ですから、遠く琵琶湖も望めて絶景です。
眼前には堂々とした堂山が望めます、しかし、岩肌が露出した急峻な斜面が見えます。
像の鼻の様な山の端へ恐る恐る歩いて見て驚きました。
ここから先は行けそうにも有りません。
堂山へ向かっての谷が急すぎますしその向こうにある山肌も登れそうにも有りません。
花崗岩の岩肌に砂が渇いて滑ります。
道にロープが有りますが全域で無いために無理です。
登山口の登山計画書の提出箱が有った事がうなずけました。
登山靴などの重備でなければ寄せ付けない山です。
散歩感覚ではいけない山です。
断念して引き返しました。
再度、歩行距離の少ない西側からの登攀に挑戦したく思いました。