お墓がなかなか立たない

21日は『弘法講』が有って本堂で大勢の方の御参りが有る。
昼食をよばれて帰宅する。
当方への相談者が多いが、お墓がなかなか立たない。
ご主人を亡くされた奥様は熱心に取り組まれるが、息子が甚く冷めている。
「お墓なんか建てなくても永代供養や散骨で良い」、育てて下さった父に言う言葉ではない。
奥さんは断念するしかない。
昨今の宗教事情がそうさせている。
聞くと、
寺の請求が甚大で、無茶苦茶。
私も離れたくなる。
戒名代、葬儀代、本堂使用料、御車代、御膳料、本堂修繕費などなど。
いちいち気にして神経を使うのがお寺とのお付き合い。
御布施って、そんなに気を遣うものではない。
相場も無い、慣例も無い、貴方が思うままの、安価な世界なのです。
貧者の一灯の精神を忘れてはなりません。
僧侶は『糞僧衣』なのです。