神戸新聞文化教室(KCC)

今日のテーマは『法事の基礎知識』。
49日の七日七日の中陰の説明。
初七日が秦皇王【不動明王
二七日が初江王【釈迦如来
三七日が宋帝王文殊菩薩
四七日が五官王普賢菩薩
五七日が閻魔王地蔵菩薩
六七日が変成王弥勒菩薩
七七日が太山王【薬師如来
百箇日が平等王観音菩薩
一周忌が都市王勢至菩薩
三回忌が五道転輪王阿弥陀如来
この十王思想から→十三仏信仰へ移っての追加が。
七回忌が阿閦如来
十三回忌が大日如来
三十三回忌が虚空蔵
となって33回忌打ち切り説が成り立っています。
現在では一般的に50回忌を弔い上げとされています。
四十九日が三月に跨る事を、語呂合わせで
『始終苦しみ事が身に付く』と言って嫌がりますが、
肝心な故人の中陰儀礼を割愛してはなりません。
貴方の為ではなく、亡き人の追福の為なのです。
まして途中の三十五日などで切り上げては、
成仏を途中放棄していますし、
大学までの道のりを中途の中学卒で切り上げたように似ています。
満願し全うすべしです。
神戸新聞文化教室で開講し、
次回は『仏壇と神棚』のお話しをします。