朝日カルチャー芦屋でお墓の公開講座

四条河原町で11時の相談者と会う。
繁華街のど真ん中にある寺墓地で鑑定。
昔は名門であった事が寺格や墓石を見て判る。
しかし刻み方が悪い。
ご主人のご先祖様の戒名が一人も刻まれていない、これでは祀った事にはならない。
建立者名も書かれてなく、◎◎氏になっている。
親と弟(叔父)で建てたらしく、叔父は直ぐに亡くなっている。
父親のそれ以降もウダツが上がらず没落した。
墓石を一から改築すればそれに越した事が無いが、
取り敢えず応急処置としては、家宗旨に則って般若心経を書写して奉納して欲しい。
最後に為戒名供養を書けば良い。
直ぐに阪急に乗って芦屋へ行く。
朝日文化センターの教室で公開講座が持たれて、テーマは『妻の実家をどう祀るのか』。
婚家に実家を迎え入れての合祀の方法をお話しする。
仏壇も墓石もそれらは可能で、妻たる女性は両方の供養に励んで当然。
決して、海や山に撒いてはなりませんし寺に永代供養で放棄してはなりません。
実子としての親孝行の娘であって当然。
終わると質問も沢山ありましたので、個別質問の時間と部屋を設けて下さいました。
こう言った講座が全国で持たれる事を切望いたします。
大勢の方が「悩んでいたお話しが聞かれて良かった」、「お教えいただいて、良かったです」と、各人のお喜びの声を聞いて講演した者の冥利に尽きます。