兵庫県石材商協同組合様で講演

butuboken2017-06-19

兵庫県石材商工業協同組合様から、講演を依頼されて神戸産業振興センターに出掛けてきました。
1時間の持ち時間でしたが、熱心にお聞きくださる組合員の皆様方に熱弁をいたしました。
死者に対する扱いが希薄に成る事を憂いていますが、墓石と言う仏様をお迎えする仏塔建立を今一度認識をして施主にお伝えして行かなければなりません。
墓石店の皆様方に正しい建墓法を伝授し、認識を伝播して行く願いを持っています。
著書も沢山買ってくださいました。
此処で参考にとコピーをしてきた二つの資料がございます。
一つは、2009年の朝日新聞に掲載された山折哲雄氏のコラムです。
日本一の宗教家が書かれたコラムが悪夢を呈しています。
四条河原町にお骨をそっと置いて欲しいと言うご希望です。
宗教家ですらそう言った意見です。
千の風に成ってお墓には居ませんと言う狂歌も流行りました。
死亡後は葬式も法事もしないし仏壇やお墓も不要と言う非人間が蔓延しています。
人間とは、葬る事が出来る唯一の動物なのです。
その葬りを放棄した動物は人間的ではありません。
寺や石材店の猛省を促したいのです。
死者には二つの行く道が有ります。
一つは、魂が仏国土へ。
一つは、借り物の肉体を土へ還す場所です。
墓地は必要なのです、浄土へお還し致しましょう。
世間には、多くの講師が石材店関係で講演をしています。
それらが、直接正しい建墓の実践的内容で無いのが残念なのです。
単なる賑わせの講習なんて無駄なのです。
お墓はお墓の研修学習が責務です。
まだ、誤った宝篋印塔が今日も立ち続けています、エリを正さなければ潰れて没して行きます。