石材店で社員研修会

butuboken2017-07-06

駅までお迎えくださって、社員研修会の講師で90分勤めてきました。
15名ぐらいお集まりで、皆さん熱心にお聞きくださいました。
石材店は、墓石を売れば済むわけですが、単に石を売るだけでは無い姿勢が好感を持てます。
お話ししました内容は、営業マンが相談者宅へ上がった時の振る舞いです。
先ず、神棚を見ます。
注連縄が正しいか?、(向かって右が太い)。
真榊が有るか?、(神が居る証拠の真榊は必須・居るならば守る役目の五色が必須)。
千木は正しいか?、(上が水平)。
三社の御札は正しいか?、(中央が天照大神・向右が氏神様・向左が個人崇敬の神社)。
次に仏壇を見ます。
香炉は正しいか?、(三本の足の一本が正面へ向く)。
座布団は正しいか?、(縫い目が仏壇側)。
ご本尊様は正しいか?、(脇侍の二尊も確認)。
位牌は正しいか?、(古い位牌が上座)。
墓地へ案内します。
右回りの原則に則って参道中央の左を進む。
墓地番号は奇数が陽数で吉数。
雨の日に行って水捌けが悪い箇所は避ける、(好天気日ならば草が生えた所は避ける)。
家からの方位や墓地の向きを鑑る。
開眼式の作法。
まず、サラシの布を施主と共に外す。
住職の読経裡に写経を石棺内へ奉納する。
墓地へ散華を撒く。
墓地の四隅にろうそく(線香代用)を立てておく。
墓地の四隅に、供えてあった塩・米・酒を撒く。
式が済むと、工事中の非礼を詫び、引っ越しのご挨拶も含めて、向かい三軒両隣にお印のお米を供える。
墓地で、または席で、担当石材店としてご挨拶をする。(このように正しいお墓を立てていますと言う趣旨を説明する)。
写経も各宗派でベストの写経が有りますので、
浄土真宗では正信偈禅宗では観音経、浄土宗では一枚起請文、日蓮宗では法華経寿量品、真言宗天台宗では般若心経をお勧めします。
建墓をするならば、石を売るだけ買うだけではなく、祭祀や法事などに明るい石材店にご依頼ください。