全国仏教墓塔研修会

毎年1月に全国墓塔研修会を開催している。本年は17回目を迎えて奈良で開催される。全国から石材店や仏壇店や霊園関係者が一同に会しての研究会はこの会以外には無い。勉強学習以外に石材店同士の交流が生まれるのもこの会の特色である。唯一の学習会ではあるが参加の集まりはすこぶる悪い、いつも60人ぐらいの参加者となる。なぜこうも石材店の皆様は学習を怠るのか?、お墓を売るのに学習も何も不要の様である。お寺との関係さえあれば墓石は売れる。買う人もさほどお墓に関してこだわりをもっていない、お墓とはこのような石であって何らそこに価値を見出していない。お墓に関する情報を持ち合わせていないが為に簡単に猫の子をもらうように鉱物としての石を買ってしまう。そして何のためらいも無く疑問にも思う事無く、押しなべて『福原家之墓』を建ててしまう。お墓を扱う人は、施主の各家の宗教は勿論、専門家としての知識を兼ね備えてなければお墓を扱う資格はない。病院では医師免許を、飛行機はパイロットの免許があればこそ命を任せられる、お墓はどうなのか、任せられる石材店がどれほどあるのか?、お墓を知らない石材店がお墓を売っているから、とんでもないお墓が蔓延して子孫の時代にはびころうとしている。正しいお墓の建て方を認識する優秀な石材人を育てる研修会が今年も開催される。