易学学会

易学学会の京都支部の新年会がありました。私は学会の副理事長を務めています。易占者としての歴々の会員が顔を揃えました。易学の社会的な貢献は計り知れません。ただ危惧する事は、昨今の易者の姿勢が感心できない者が増えている事です。いたずらに自分の鑑定手腕を誇示するが故に依頼者の気持ちを恫喝したり妄言をして地獄へ落とすわよと公言することです。易学全体を辱める事であり我々への被害は甚大であります、信用の失落が懸念されています。公正さが売り物の朝日新聞の1月1日号の一面にでかでかと易占者の記事が載っています。タイトルは『当たりはずれは二の次』。当たり外れは二の次と言う易者へ鑑定を依頼する相談者は目も当てられません。当たらぬも八卦当たるも八卦と言うような無責任は鑑定であるならば芸能人の名前まで変えさす根拠がありません、救われたいが為に必死で名前を代えた人にどう説明をつけるのでしょうか。悩める相談者に対して責任ある指針を述べることこそ指導者であるのです。